第5中足骨基底部骨折について【大阪 平野区 生野区 南巽 リハビリ ギプスなし げたばき 小川鍼灸整骨院】

第5中足骨基底部骨折の外観

第5中足骨基底部の骨折は非常に多いです。この骨折のほとんどがギプスをすることなく治療できます。当院ではブログにあるように施術致します。お困りの方はご相談ください。

 

はじめに

 

小川鍼灸整骨院のブログです。

 

今回は当院で行う「第5中足骨基底部骨折」の施術とリハビリを紹介します。

 

この骨折は適応を見極めればギプス固定なしでも治ります。

 

ギプスなしで治療してもらいたいとお考えの方はまずはご相談ください。

 

ブログの内容は以下の通りです。

 

第5中足骨基底部骨折とは

・症状

・自然経過

・治療

・当院での施術・リハビリ

・おわりに

・参考文献

 

 

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小川鍼灸整骨院は大阪市の平野区生野区にまたがる南巽地域でおすすめの整骨院、あなたにいちばん近くの整骨院を目指しています。

 

第5中足骨基底部骨折とは

 

中足骨は足の甲を作る骨です。5つめの中足骨は足の外側にあります。

足部の骨模型

赤のラインの部分で骨折が起こります。

 

第5中足骨基底部骨折

外から見た骨折部位はこのあたりです。ここを押さえると強い痛みがあります。

 

階段を降りるときに足を捻ったり、底の高い履き物で足首を捻り、その状態で体重がかかった時に第5中足骨の基底部の骨折が起こります。

 

なお、同じような部分でスポーツ選手の疲労骨折として起こるJohns(ジョーンズ)骨折があります。

 

この骨折第5中足骨骨折ですが、疲労骨折ということで治りにくく治療の方法が異なってきます。

 

よって、第5中足骨基底部骨折とは区別されています。

 

第5中足骨基底部骨折は底が分厚い(高い)履き物で足を捻った際によく起こることから「下駄履き(げたばき)骨折」とも言われます。

 

最近では高いヒールや厚底靴を履いて受傷されることが多いです。

 

症状

 

足の外側、小指の付け根付近に鋭い痛みを感じて、受傷後数時間で腫れが強くなってきます。

 

痛みを我慢して歩くこともできますが、通常は歩行がに困難になります。足首の捻挫と思っていたらこの骨折だったということもよくあることです。

 

 

自然経過

 

放置をして治る事もあります。しかし、痛みを我慢して無理に歩きすぎると痛みが強くなったり、後の痛みが長引いたりすることによって、治るまでに時間が長くなることがあります。

 

仕事やスポーツなどの活動性を制限して計画的に安静期間を設定して最短期間で治るようにしましょう。

 

治療

 

以前はギプス固定を3~4週間ほど行なう事が標準的な治療でした。しかし、最近はできるだけ不便なギプス固定をできるだけしないようにする傾向にあります。

 

理由は、

 

骨折部位を安静に保つことを目的とした足関節の固定にあまり意味がないこと

 

足関節のギプス固定は生活の制限が多すぎること

 

ギプス固定をしなくても骨折部分がくっついて治る事が確認されている

 

などのためです。

 

実は私も、第5中足骨基底部骨折ギプス固定なしで治す方法を学会報告した経験があります。足底板を用いた方法で対象となった患者さんはみなさん十分に良くなりました。

 

足関節の弾力包帯固定

弾力包帯の下には足底板が装着されています。ギプス固定よりも楽にすごせます。

 

患者さんの生活を考えると、足関節のギプス固定はできるだけしない方が良いに決まっていますが、医療機関によってはギプス固定が行われることもあります。

 

もちろん、痛みが強い時には数日間のギプス固定は有効ですが、第5中足骨基底部の骨折は、ギプス固定なしで治療できる骨折です。

 

当院での施術・リハビリ

 

第5中足骨基底部骨折に対して、当院ではエコー検査を行なう事ができます。まずはエコーで骨折を観察します。

 

第5中足骨骨折の画像

レントゲン画像の骨折部分とエコー画像の骨折部分が一致しています。

 

 

そして骨折があれば提携先の医師にレントゲン検査を依頼し、治療のための同意書を頂いて施術を行います。

 

受傷間もない骨折の場合、まずはしっかりとアイシングします。2日間ほどアイシングを徹底して行えば、痛みが大幅に軽減すことが多いです。

 

アイシングの画像

骨折初期の痛みを軽減させるためにアイシングは有効です。特に第5中足骨基底部骨折の場合は効果があります。

 

その後、足底板を用いるか、場合によっては足底板も用いることなく弾力包帯のみで固定し、できるだけ日常生活を維持しながら骨がくっつくことを待ちます。

 

第5中足骨基底部骨折の足底板

右は足底板を底じきの裏に貼り付けた画像です。左の画像は、足底板を装着した靴と底じきです。内側が高くなっていて内側に加重することで外側への荷重を減らします。

 

 

足底板を用いることで内側に体重をかけやすくなり、それによって外側にかかる負担が小さくなるので痛みが少なく歩けるようになります。

動画をご覧ください。

https://youtube.com/shorts/xjIvvG0ZR-I

 

受傷後2~3週間が経過すると痛みが小さくなってきます。そうなると患部にある痛みや浮腫をできるだけ小さくするためにオイルマッサージを行います。

 

オイルマッサージ

骨折部分はむくみが出ますので、オイルマッサージでむくみを軽減させます。

 

受傷後4~6週間ほど経過すると痛みも小さくなりまた骨折部の骨癒合も進んで概ね以前の生活に戻れるようになるでしょう。

 

レントゲンで確認すると、骨折部分が完全にくっついていることを確認できるまでには時間がかかることもありますが、症状がなければ普通に歩ける様になります。

 

ただし、骨折後の足関節と足は非常に不安定な状態になり、例えば捻挫をしやすい状況です。

 

スポーツや足に負担が大きい仕事への復帰のためには、足関節周囲の筋肉を鍛え、感覚を正常化させるリハビリが必要になります。

 

バランスクッション

バランスクッションで足首の感覚を鍛えます。

 

当院ではリハビリもしっかりと行います。

 

ゴムチューブトレーニング

骨折後は筋肉が萎縮します。ゴムチューブトレーニングで筋力低下を回復させます。

 

遠方で来院できない方は、リモートカウンセリングも行なっています。痛みの経緯や痛みの具合からどのような対処法が必要かについてアドバイス致します。但し、診断行為は行えませんのでご了承下さい。ご希望の方はメールにてご予約ください。

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カウンセリング

当院では、ZOOMを用いたリモートカウンセリングも行っています。

 

 

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おわりに

 

小川鍼灸整骨院

当院は大阪メトロ千日前線南巽駅①出口から徒歩1分のところにある整骨院です。

 

大阪市の平野区生野区南巽界隈で、第5中足骨骨折の痛み、治療やリハビリについてお困りの方は小川鍼灸整骨院にご相談ください。

 

鍼・筋膜リリース・整体と同時に認知行動療法も骨折後に長引く痛みの施術・リハビリに応用していています。

 

当院は大阪市の平野区生野区の境目にある加美北・南巽地区、地下鉄(大阪メトロ)千日前線南巽駅1番出口から徒歩1分のところにある整骨院です。北巽駅ではなく南巽駅ですのでどうぞお間違えなくご来院ください。

 

当院の患者さんは、平野区生野区、東住吉区、城東区、それに周辺の八尾市、東大阪市渋川町、寿町、衣摺などから来院されています。

 

参考文献

 

小川 貴司 他):第5中足骨基底部骨折における治療法の検討. 柔道整復・接骨医学,9(4), 261, 03-30,2001.

 

川﨑一朗 他):第 5 中足骨基部裂離骨折における固定に関する一考察.Health and Behavior Sciences 2 (2), pp1- 4,2003.

 

金崎彰三 他):Jones骨折の13例.整形外科と災害外科.58巻,4 号,p. 650-653,2009.

 

新井恒雄 他):第5中足骨基部骨折に対するテーピング誘導による保存療法の効果.第26回関東甲信越ブロック理学療法士学会,セッションID: 16,2007.

 

Bryam Esteban Coello García1, Diana Carolina Martínez Pesántez2, Felipe Ismael Ulloa Gómez3, Michelle Carolina Guerrero Cabrera4, Jordy Fernando Renteria Rengel5, Helen Tatiana Guzhñay Rivera6, María Gabriela Montenegro Vásquez:FRACTURE OF THE FIFTH METATARSAL.BIBLIOGRAPHIC REVIEW.EPRA International Journal of Multidisciplinary Research (IJMR) -Peer Reviewed Journal,Volume8, Issue:12, 2022.

 

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小川 貴司(おがわ たかし)

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