足首の痛み【平野区 生野区 南巽 整骨院 捻挫 腫れ X脚 扁平足】

 

はじめに

 

小川鍼灸整骨院のブログです。

 

足首の痛みは原因や痛み方によってさまざまです。今回は当院で遭遇する足首の痛みについて解説します。

 

原因がわからない足首の痛みでお悩みの方は是非とも参考にしてください。

 

質問などありましたらお気軽にどうぞ。メールにて受け付けております。

 

内容は以下の通りです。

・痛みやすい足首

 生まれつき関節が柔らかい

 X脚変形

 扁平足

 変形性足関節症

・Aさんの事例

・当院での施術

・おわりに

・参考文献

 

小川鍼灸整骨院大阪市の南東、平野区生野区の境目、南巽・加美北地区、南巽駅近くにある鍼灸整骨院です。地域で一番おすすめの整骨院、日本で一番身近な整骨院を目指しています。

 

痛みやすい足首

 

矢印が痛みのある側です。

 

足首捻挫をよく起こす関節です。そして、関節がもともと柔らかい人で捻挫をよく起こす人は特に足首周りに痛みを感じやすい条件がそろっているといえます。その条件を以下に示します。

 

生まれつき関節が柔らかい

足首だけではなく、脊柱、肩関節、肘関節、手関節、股関節、膝関節などがもともと柔らかい人がいます。私の印象としてはそのような人は皮膚も柔らかいです。専門的には全身性関節弛緩性といいます。

 

全身性関節弛緩性の外観

肘が柔らかい人は内側がくっつきます。方が柔らかい人は背中で手をつなぐことができますし、肩関節も柔らかく、そして扁平足であることも多いです。

 

このような特性を持っている人はちょっとしたきっかけで足首捻挫を引き起こしてしまいます。その足首捻挫を繰り返すことで更に足首がゆるくなってしまい、腫れや痛みがでることがあります。

 

X脚変形

概ね日本人では、太ももの骨と膝下の骨の軸がなす角度は176度程度で軽度の外反傾向にあります。しかし、この角度が更に大きくなると、と呼ばれる形になります。

 

X脚のイラスト

太ももの骨と膝下の骨の軸がなす角度が176度以上はX脚です。

この足首の角度(下腿とかかとの骨の角度)にも影響を及ぼし、足首腫れ痛みの原因になります。X脚変形は膝の変形ですので、足首とは関係ないように思われがちですが大いに関係するのです。

 

扁平足

足首の外反変形がある場合、足の内側が下がってきます。その結果、扁平足になります。扁平足でも痛みのない人もいますが、扁平足の人の方が痛みを訴える率は高くなります。の方は扁平足になりやすいです。

 

扁平足の外観

足の内側の写真です。見えている指は親指です。内側のつちふまずはなくなっています。

 

 

変形性足関節症

足関節の軟骨がすり減って痛みがでてきます。多くの場合、足首や下腿骨の骨折のあとに、下腿の骨の軸がズレて、関節にこれまでとはことなる力が加わることによって軟骨がすり減って痛みを起こします。扁平足になっていく方が多いです。

 

変形性足関節症の外観

この患者さんはリウマチによって足関節が変形しています。つちふまずもなくなっています。

 

以下に事例を紹介しましょう。

 

Aさんの事例

 

Aさんは当院へ来院する4ヵ月前に歩行中の転倒によって足首捻挫しました。

 

 

整形外科を受診したところ骨折はなく、10日間ほどのシャーレ固定の後にリハビリをうけたそうです。

 

通院を続けても腫れがひかず、整形外科医に相談したところ、エコー検査をしてくれたそうです。それでも異常はなく、痛みも続くために整形外科での治療をあきらめて当院を来院されました。

 

この方の身体はそれほど硬くはなかったのですが、明らかに左足首が外反しており、扁平足の形となっています。また赤みを帯びて足首腫れています。

 

左右とも足関節の外反変形がみられますが左が腫れています。

 

この患者さんが問題となっていたのは、痛みの原因が捻挫によるものと説明されていることでした。

 

「3ヵ月たっても捻挫が治らない」となってしまったのでしょう。整形外科医も足首の変形には言及しなかったようです。そのために患者さんの不安はさらに大きくなったと考えられます。

 

実際に階段を下りるときも力が入らず、足首に十分な注意を向けながら階段を下りなければまたこけてしまいそうなそんな不安があるとおっしゃいました。

 

結論として、この患者さんの痛みの原因は、足首の外反による足関節の変形(変形性足関節症)と扁平足による足まわりの痛み、それによる関節周囲の筋肉の機能低下と考えられます。

 

当院での施術

 

原因がはっきりしない足首痛みを持つ患者さんは多いです。当院ではまず、痛みの要因が何であるのかを探り、その患者さんに必要なリハビリを考えます。

 

中でも足関節の感覚トレーニングの指導は大切です。

 

例えば、タオルギャザーといいまして、足の指でタオルをたぐり寄せるような動きを訓練します。この動きが足の感覚を元通りにして足の動きを改善させて、痛みも小さくさせるのです。

 

タオルギャザー

足の指、足の裏にはバランスを保つためのセンサーがたくさんあります。痛みのせいでそのセンサーが鈍っている場合、痛みが出たりうまく歩けなくなります。タオルギャザーはそのセンサーを目覚めさせます。

 

足首のバランス感覚を鍛えるための片足立ちの指導も有効です。

 

バランスボード

足首の感覚も鈍ってしまします。バランスボードは足首の感覚を鍛えてくれます。足首の感覚・筋力が高まり、捻挫を防ぎます。

 

そして腫れに対してはローズマリーカンファーという精油を用いたオイルマッサージを行ないます。

 

 

ローズカリーカンファーは関節の炎症を抑えてくれる精油です。足首の腫れやむくみに対して効果があります。

 

また、足関節の角度を変えることを目的として、足底板を靴底に挿入して痛みの緩和を図ることもあります。

 

足底板

靴の底にパッドを入れて、足首の角度を望ましい方向に調整します。

 

 

その他、特に痛みが強い時には患部の血流や感覚の改善を目的に鍼灸施術をお勧めしています。

 

 

そしてなにより、なぜこの痛みが続いているのかを患者さん自身がしっかりと理解する必要があります。

 

患者さんによっては、なぜ痛みが続いているのかを理解することで、痛みが小さくなったりなくなったりする場合もあります。

 

例えば、腰痛に対しては「腰痛教育」という腰痛について学ぶことによって痛みを小さくなることが知られています。

 

どの痛みで同じことで、自分の痛みについて自分が納得できるように理解出来れば痛みはゼロにならなくとも十分に受け入れられる程度にまで小さくなるのです。

 

正に今、痛みでお困りの方にはちょっと信じられないようなお話しですが、多くの方が楽になっておられます。

 

当院ではこの方法を認知行動療法的なかかわりと呼んでいます。

 

認知行動療法は慢性的な痛みに対して効果がある心理療法です。

 

認知行動療法的なかかわり

当院では、患者さんの痛みの背景(文脈)を理解した上で、患者さん自身が納得できる説明を行います。

 

また当院では医学的に考えられる原因を患者さんに説明し、必要であれば医師を紹介させて頂いております。

 

医学的な原因が見つからない場合には、東洋医学やその他の代替医療の理論を用いて患者さんの施術も行なっておりますのでご相談ください。

 

当院の施術メニューはこちら

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遠方で来院できない方には、リモートカウンセリングも行なっています。痛みの経緯や痛みの具合からどのような対処法が必要かについてアドバイス致します。但し、診断行為は行えませんのでご了承下さい。ご希望の方はメールにてご予約ください。

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カウンセリング

当院では、ZOOMを用いたリモートカウンセリングも行っています。

 

おわりに

 

小川鍼灸整骨院

当院は大阪メトロ千日前線南巽駅①出口から徒歩1分のところにある整骨院です。

 

大阪市の平野区生野区南巽界隈で、足首捻挫痛み扁平足でお悩みの方はどうぞ小川鍼灸整骨院にご相談ください。

 

鍼灸・筋膜リリース・整体と同時に認知行動療法の理論を応用して施術します。対象となるのは、どこに行っても良くならない痛みをもつ患者さんです。

 

例えば病院で変形性関節症、脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニア、坐骨神経痛、線維筋痛症、慢性疲労症候群、うつ病、自律神経失調症、手術後の痛み、抗がん剤の副作用、などの治療をうけているけれども改善しない患者さんです。必要な場合は、医師と連携しながら施術させて頂きます。

 

当院は大阪市の平野区生野区の境目にある南巽・加美北地区、地下鉄(大阪メトロ)千日前線南巽駅1番出口から徒歩1分のところにあります。北巽駅ではなく南巽駅ですのでどうぞお間違えなくご来院ください。

 

当院の患者さんは、平野区生野区、東住吉区、城東区、それに周辺の八尾市、東大阪市渋川町、寿町、衣摺などから来院されています。

 

小川鍼灸整骨院はあなたに一番近く、日本で一番身近な整骨院を目指しています。

 

参考文献

 

高須宣行 他):下肢スポーツ障害とLeg -Heel Alignmentの関連性. 整形外科と災害外科 43 巻 4 号 1519-1520,1994.

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小川 貴司(おがわ たかし)

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