ギックリ腰の体の原因②【ぎっくり腰 椎間板 筋膜 椎間関節 原因】

小川鍼灸整骨院のブログです。

今日はギックリ腰ぎっくり腰)のからだの原因について。

 

 

 

 

ぎっくり腰って原因がわからないとされています。だから本当は「これが原因だ‼️」とは言えないはずなんですね。

でも、「これが原因だ‼️」と言っちゃう。どういうことなんでしょうか?

 

説明しますね。

まず、やはりあれだけの痛みがあるので原因が全くないということはありません。

 

しかし、確実に「これだ‼️」と言えるものがないということなのです。

 

例えばギックリ腰原因となる部位は、

椎間板

椎間関節

筋・筋膜

とされ、①と②の変性、③の異常と大きく3つに分けられます。

 

 

 

 

 

(写真は①椎間板、②椎間関節です。③は筋膜を表していませんし、④は関係ありません紛らわしくて申し訳ありません。)

これら3つの部位の変性や異常は、実は老化の過程で誰にでも起こり得るものなのです。

椎間板の変性は、痛みを感じる人だけが起こしているのではなく、痛みのない人でも老化としてふつうにあります。

 

椎間関節の変性も同じくです。

 

筋・筋膜につきましては実は詳しいことはあまりよくわかっていないようです。

 

 

 

 

それでもこれらが原因とされる理由は、例えば、ギックリ腰の患者さんに椎間板に麻酔薬を注射することで痛みが楽になる患者さんが確認されていますし、同じく椎間関節に麻酔薬を注射して楽になっている患者さんもいます。

 

筋膜に関しましては、筋肉とれを包む筋膜の間の癒着が原因だ痛みが出るとされるので、その癒着を剥がすことで楽になる患者さんもいるのです。

 

でも、厄介なのは、どの治療法も確実性に効くということではないんですね。

 

ここがむずかしい‼️

 

なんなら、昔からプラセボ効果といいまして、偽(ニセ)の薬で良くなる患者さんもだいたい3割ぐらいはいるというのですから、何が原因で何が効果的なのかがあまりよくわかっていないのです。

 

だからややこしいのですね。

 

こうなると、治療の上で重要になってくるのが、治療者の勘と言うか理論では言い表すことのできない経験、つまりアートなのです。

 

日本で最初に科学的に腰痛治療を行うことを提唱した、福島県立医大整形外科菊地臣一先生は、「腰痛治療にはサイエンスとアートが必要だ‼️」と言っているのですが、正にとのことなのです。

サイエンスというのは、この文脈では医科学ということです。このことはもちろんのことですが、アートが必要とされるは明確な理由があります。

 

それは、腰痛の発症には原因がよくわからないことが多く、さらに心理的な側面も関係しているとされるからです。ギックリ腰も同じです。このことは、多くの科学論文が取り上げていることですし、認知行動療法という心理療法が慢性腰痛に効果的という研究結果もあります。だから、心の原因がうまく調整できれば、治療がうんと進むのですね。

 

では、次のブログでは心の原因について書かせて頂きます😊

 

小川鍼灸整骨院では整形外科勤務の経験から腰痛を科学的にみる視点(サイエンス)を備えております。

 

また、これまでの臨床と臨床研究から、治療者の経験(アート)についても熟知しております。

 

大阪市周辺でギックリ腰にお困りの方は一度ご相談ください。

 

小川鍼灸整骨院は大阪市の平野区と生野区の境目、地下鉄千日前線①出口から徒歩1分のところにあります。

 

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小川 貴司(おがわ たかし)

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