はじめに
小川鍼灸整骨院のブログです。自律神経失調症でお悩みの方は多いですね。今回は原因と症状、そして自律神経失調症の治し方について解説します。
内容は以下の通りです。
・自律神経と自律神経失調症
・症状
・原因
・自律神経失調症とその他の病気との関係
・治し方(当院での施術)
・おわりに
・参考文献
当院は予約制です。
ご予約や症状についてのご相談、お問い合わせは
で受け付けております。
遠方にお住まいの方には
①ZOOMによるカウンセリングもご利用いただけます。
②お近くの提携治療院を紹介することができます。
お気軽にご相談ください。
小川鍼灸整骨院は大阪市の南東、平野区と生野区の境目、南巽・加美北地区、南巽駅近くにある鍼灸・整骨院です。地域で一番おすすめの整骨院、日本で一番身近な整骨院を目指しています。偏頭痛のお困りの患者さんも来院されています。
自律神経と自律神経失調症
私達は、健康を維持するために体の内部を一定の状態に保つ必要があります。そのために意識とは関係なく自動的に働く神経が自律神経です。
自律神経は心臓の動きや内臓の働き、睡眠などの体の働きもなどを自動的に調整します。
交感神経と副交感神経で体を調整(二重支配)し、その調整は拮抗支配と呼ばれ、
交感神経がはたらく時には副交感神経が休み、副交感神経がはたらく時には交感神経が休む関係にあります。
例えば、頭をよく使って考え事などをしている時には、交感神経が脳の血流量を増やします。その反対に食事をとって胃や腸が動いているとき、リラックスしている時は副交感神経が働いて胃や腸、手足の血流が増えて脳の血流量は減ります。
また、太陽が沈み、寝る時間になったら副交感神経が高まってきて寝る準備が始まり、太陽が昇ると交感神経が高まってきて活動的になるのです。
このように、自動的に体を上手く調整して健康を維持してくれている自律神経が、上手く働かなくなることがあります。それが自律神経失調症です。
自律神経が乱れるとすべての体の働きがバランスを崩してしまい、体調も悪くなります。
症状
よくある症状としては、睡眠障害や、下痢や便秘、胸焼けなどの胃腸障害、汗が止まらないなどの発汗の異常、心臓がドキドキするなどの症状です。
血管を広げたり、収縮させたりすることも自律神経の働きですので、手先が冷たくなったり(血流量の低下)、ほてったり(血流量増加)することもあります。
平衡感覚も自律神経が関係しますので、ふらつきを感じることもあります。
そしてそもそも、体の中の感覚に対して敏感になることもありますので、痛みも含めて様々な症状が感じやすくなるということも考えられます。
原因
ホルモンバランス
ホルモンとは脳などの器官から目的とする器官に対して命令を送る体の中の物質のことで、自律神経と一緒になって体のいろんなバランスの関係します。
女性は生理のためにホルモンのバランスが崩れやすく、その結果自律神経も崩れやすいのです。更年期障害と自律神経失調症は非常に近い症候群の名前です。
男性でもホルモンバランスが崩れることによる自律神経失調症は起ります。女性と比べ男性には生理のような目に見える変化が少ないために認識されにくいようですが男性の更年期障害もあります。
年齢
様々な年齢層で自律神経は乱れますが、やはり中年以降に自律神経失調症は起ると考えられます。その理由は、更年期に上記のホルモンバランスの乱れが起るからです。そもそも中年以降には体の機能が低下してくることもあります。
しかし、それらに加えてこの年代は次に挙げる生活背景やストレスの影響を受けやすいです。精神的なストレスは交感神経を過度に高はたらかせます。
そうなると、健康を維持するためのバランスが乱れることになります。
交感神経が高まりすぎるとリラックスするべき時にリラックスできない状態に陥り、睡眠障害や胃腸障害が起りやすくなります。
筋肉は緊張して肩こりや腰痛の原因にもなります。
これらの体調不良は不安などと結びつくと更に自律神経は乱れます。
生活背景とストレス
それぞれの年代で様々な原因が考えられます。以下に私が経験してきた典型的な生活背景について表にしましたのでご参照ください。
ただこの表のことは、私が施術の中でお伺いした話であり、患者さん自身はそれがストレスになっていると自覚されていない場合も多くあります。
つまり、専門的にはストレスを感じていると見えるのですが本人がそのことを自覚していないということなんです。
ここは非常に難しい問題です。どこに行っても良くならない患者さんの中にはこのような方々が一定数存在するのは間違いないと思います。またその数は少なくないと思います。
自律神経失調症とその他の病気との関係
元々病気を患っている人が、病気によるつらさから自律神経を乱すことはよくあります。それは肉体的な病気でも精神的な病気でも同じことです。
例えば、入院をして長期の安静が必要になった場合、社会復帰できないことが大きなストレスになって自律神経が乱れることは本当によくあることです。
また、うつ病が発症してベッドに寝たきりになることで生活様式が一転すると自律神経は必ず乱れます。
自律神経は健康的な生活の中で健康的な体の状態を保つように働きます。短期間の外部環境の変化やストレスに対しては上手く調整してくれるのですが、それが長期化してしまうと自律神経は上手く働かなくなってしまいます。
治し方(当院での施術)
自律神経を正常に働かせるためには、
・生活リズム
・ストレスや不安
・痛みなどの症状
・運動
の問題に対処する必要があります。
なぜならこれらは悪循環して、症状を持続させてしまうからです。
当院ではまず、
①筋膜リリースや整体、鍼施術で患者さんの痛みなどの症状の緩和を目指します。
そして、
②治療のなかで得られた情報を元に、運動の指導やストレスの対処方法の指導、生活の中で注意すること、時には呼吸法や瞑想などを指導します。
この施術は症状についてのカウンセリングを行いながら進められることから、
血液検査などの客観的な検査結果をもとに薬で治そうとする医師の治療とは大きく異なります。
だからこそ、西洋医学でも改善しなかった自律神経失調症を改善させることができるのです。
このことは、西洋医学が悪いと表現しているのではありません。
自律神経失調症は単純に肉体だけの問題ではなく、生活環境や精神的な状態、生活習慣などが関係していますので、薬物療法などの西洋医学がメインとするの方法だけでは治りにくいということです。
まずは、当院で行う鍼施術や整体、筋膜リリースをご利用頂き、体の症状を軽減させるようにしましょう。
遠方で来院できない方は、リモートカウンセリングも行なっています。痛みの経緯や痛みの具合からどのような対処法が必要かについてアドバイス致します。但し、診断行為は行えませんのでご了承下さい。ご希望の方はメールにてご予約ください。
当院は予約制です。
ご予約や症状についてのご相談、お問い合わせは
で受け付けております。
遠方にお住まいの方には
①ZOOMによるカウンセリングもご利用いただけます。
②お近くの提携治療院を紹介することができます。
お気軽にご相談ください。
おわりに
大阪市の平野区、生野区・南巽界隈で、自律神経失調症にお困りの方はどうぞ小川鍼灸整骨院にご相談ください。
はり・筋膜リリース・整体と同時に認知行動療法を施術に応用していています。
当院は大阪市の平野区と生野区の境目にある加美北地区、地下鉄(大阪メトロ)千日前線南巽駅1番出口から徒歩1分のところにある整骨院です。北巽駅ではなく南巽駅ですのでどうぞお間違えなくご来院ください。
当院の患者さんは、平野区、生野区、東住吉区、城東区、それに周辺の八尾市、東大阪市渋川町、寿町、衣摺などから来院されています。
参考文献
朝比奈 正人:自律神経システムの予測処理機能―臨床の立場から―.自律神経.59 巻 3 号 p. 266-269、2022 .