(2026年7月14日更新)
この記事の執筆・監修 ポリシー
小川貴司
柔道整復師 / 鍼灸師 / あんまマッサージ指圧師
医療人類学修士(身体症状と心理社会要因の研究)
臨床経験30年以上
症例数15,000件以上
所属学会
・全日本鍼灸学会
・日本統合医療学会
・日本心身医学会
・日本認知行動療法学会
医療連携:整形外科・内科と提携して原因精査を実施
情報の正確性:学術論文および国内診療ガイドラインに準拠
はじめに
小川鍼灸整骨院のブログです。
頚椎症や頚椎症性神経根症という病名をご存じでしょうか?
中年以降の方に多い首の痛みや首から背中、手のしびれの原因の1つには頚椎症性神経根症があります。
病院で診断された方も多いと思いますが、詳しく理解できない方も多いですね。
忙しい医療機関では担当医の先生に質問することもできません。
そしてみなさんが気になるのは、治るのかどうかということですね。
今回はそんな頚椎症性神経根症について解説致します。
内容は以下の通りです。
・頚椎症性神経根症とは
・症状
・自然経過(治るのかどうか)
・整形外科での治療
・当院の施術(お医者さんの治療との違い)
・おわりに
・参考文献
頚椎症性神経根症とは
頚椎症とは、頚椎(首の骨)が変形して痛みを生じている状態のことをいいます。頚椎の変形は年齢的に誰にでも起こりえますので変形が痛みを引き起こした時にこの病名が付くと考える方が良いですね(痛くなければ変形していても正常)。

左レントゲンの赤い矢印は頚椎の変形を示しています。くちばしのように尖っています。また骨と骨の間も狭いです。右のレントゲンにそのような変化は見当たりません。しかし、変形があっても痛みがなければ正常なのです。
腕の方にまで走る場合には、頚椎の変形が神経を刺激することによって起る神経痛と考えられます。
この神経痛が出た状態が頚椎症性神経根症です。
神経の根っこが刺激を受けるので「神経根症」と呼ばれます。
症状
頚椎症の痛みは椎間板や椎間関節にあらわれる痛みと、
重くだるい首回りの筋肉の痛み(いわゆる肩こり)、
そして、神経の根っこが刺激を受けて腕の方にまで走る痛みがあります。これらの痛みは上を向くことで強くなります。例えば、美容院での洗髪や歯医者さんでの治療の時に痛みを強く感じます。
時にはキーガンタイプと呼ばれる、痛みはそれほど強くないけれども腕が上がらないという、麻痺が中心の症状もあります。
自然経過(治るのかどうか)
多くの方は、変形が治らないと症状もなくならないと考えているようです。
そかしそんなことはないのです。
変形は加齢現象ですので元には戻らないのですが、変形はそのままでもほとんどの症状はなくなります。
よってほとんどの頚椎症や頚椎症性神経根症の症状は治ります。キーガンタイプも同じです。
時には、医師の判断によって特殊な事情のためにに手術なることもありますが、
基本的に頚椎症性神経根症の症状は治まります。
しかしここからが重要なことですが、
一部の方々は、頚椎症や頚椎症性神経根症の痛みの経過の中で、うつ傾向になったり、不安になったり、動くことが怖くなったりする場合があります。また、意識が首や背中に向きすぎて痛みを感じやすくなってしまう場合もあります。
そのような場合には、体の状態は良くなっていても痛みだけが長続きする場合があります。そしてそのような痛みは筋肉の緊張にもつながり、症状が悪循環を起こすことになります。
自律神経の不調を引き起こして、不眠になったり引きこもり気味になることもあります。
こうなると治りにくい傾向にあります。
当院の施術(お医者さんの治療との違い)
当院では、初期の強い痛みに対しては鍼施術を行います。頚椎症性神経根炎には鍼が効果的であるという報告もあります。
また、慢性化してきた症状に対しては筋膜リリースや整体を行います。
基本的に頚椎症性神経根炎は自然経過が良好であることから、
「施術をしなくても治る」とか、「時間が治してくれる」と考える医師の先生は多いです。
しかし、痛みに苦しんで私の元に来院される患者さんの方々はそうは考えません。
1日でも早くこの痛みから解放されたいと考えるのです。
当院で行う鍼灸治療や筋膜リリース、整体は自然経過として治るまでの痛みをできるだけ小さくして、治るまでの期間を短くするように施術します。
私達の施術が一部の医師の先生方との治療と大きく異なるところは、できるだけ早く痛みが小さくなるように1人の患者さんにしっかりと時間をかけてお話をしながら施術することです。
症状について理解できたり、この先がどうなるのかについて患者さんの理解が深まると、苦痛は確実に小さくなります。その意味で当院ではできるだけ早くあなたの痛みを軽減させることができます。
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ご自身の状況について、相談を希望される方はZOOMカウンセリングをご検討ください。
当院のクチコミ
当院ではこれまで、どこに行っても良くならない多くの患者さんの施術を行ってきました。
それらの一部の患者さんからは、とてもありがたいクチコミコメントを頂いております。
カウンセリングをご検討の方は参考までにクチコミ内容をご確認ください。
まとめ(おわりに)
頚椎症性神経根症と診断されると、「この痛みやしびれは本当に治るのだろうか」「手術をしなければ治らないのでは」と不安になる方は少なくありません。
しかし、多くの頚椎症性神経根症は自然経過でも改善が期待できることが分かっています。もちろん症状の程度や経過には個人差があり、一部では手術が必要になる場合もありますが、必要以上に悲観する必要はありません。
一方で、痛みへの不安や恐怖、睡眠不足、動くことへの心配などが重なると、身体の回復以上に苦痛が長引いてしまうことがあります。
大切なのは、「今、自分の身体で何が起こっているのか」を正しく理解し、その時期に合った治療やリハビリを行うことです。
この記事が、少しでもあなたの不安を和らげるきっかけになれば幸いです。
頚椎症性神経根症、このまま様子を見ていて大丈夫?
頚椎症性神経根症では、
「このしびれは本当に治るの?」
「手術と言われたけれど受けた方がいい?」
「痛み止めだけで様子を見ていて大丈夫?」
「仕事や家事を続けても悪化しない?」
そんな疑問や不安を抱えたまま過ごしている方も少なくありません。
遠方で来院が難しい方には、これまでの経過や現在の症状を丁寧に伺い、必要に応じてMRIやレントゲン画像も一緒に確認しながら、今後の治療やリハビリの方向性を一緒に考えるZoomカウンセリングを行っています。
「今の治療、このままでいいのだろうか?」
そう感じたときは、一人で悩まず、一緒に整理してみませんか。
お困りの症状やこれまでの経過、ご希望の日時などをLINEでお知らせください。24時間以内にお返事いたします。
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小川鍼灸整骨院は大阪市の南東、大阪市と東大阪市の境目、平野区加美北8丁目にある鍼灸整骨院です。
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最寄り駅はJRおおさか東線衣摺加美北駅(徒歩4分)です。
参考文献
宮下智大他):頚椎症性神経根症に対する治療.千葉医学雑誌 = Chiba medical journal 84 (2), 61-67, 04-01,2008.
安藤 哲朗:総説頸椎症の診療.臨床神経学,52 巻 7 号 p. 469-479,2012 .
中島 美和 他):頸椎症性神経根症に対する鍼治療の臨床効果.日本温泉気候物理医学会雑誌. 76 巻 2 号 p. 124-132,2013.














