皆様、こんにちは。
平野区と生野区の境目、地下鉄千日前線南巽駅①出口から徒歩1分にある
小川鍼灸整骨院スタッフの川畑です!
病院の検査で「骨粗鬆症」と言われた!!
50代を超えてくるとそんな声も珍しくありません。
特に女性の方は
現在そうでない人も、ご家族にいる人も、気になる人はいると思います。
今日はそんな骨粗鬆症についてです。
骨粗鬆(しょう)症とは
骨粗鬆症とは骨の強度が低下してもろくなり、骨折しやすくなる病気です。
骨がもろくなるとくしゃみをしたり、手をついてこけたり、しりもちをついた時など
衝撃で骨折してしまうことがあります。
骨粗鬆症は痛みなどの自覚症状が少ないため、気づかないことも珍しくありません。
もろくスカスカになった骨が自分の体重に背骨が耐え切れなくなると
気づかないうちに背骨がつぶれて「いつのまにか骨折」してしまうことがあります。
原因
古い骨は破骨細胞によって吸収、骨芽細胞による補充という新陳代謝機構があります。
これを骨リモデリングと言います。
このリモデリングのバランス(吸収と補充)が崩れると、骨強度が低下して骨折しやすくなります。
骨強度は細かく見ると骨密度と骨質の2つ、それぞれ
「骨密度」が70%、「骨質」が30%関係しています。
骨強度=骨密度(70%)+骨質(30%)
この骨強度が低下する主な要因として
・カルシウムやビタミンDの欠乏
・女性ホルモンであるエストロゲンの欠乏
・加齢
・運動不足
があります。
治療
骨粗鬆症の治療は骨折の予防が目的であり、骨折リスクの低減を目指しています。
その為、骨折すると日常生活能力の低下を引き起こすリスクが高い部位である
大腿骨骨折、椎体骨折が特に対象となります。
骨折リスクに関係している要因=
骨強度の低下・転倒頻度の上昇・母親の骨折歴・喫煙習慣 他
治療方法は骨粗鬆症治療薬に加えて運動療法や食事療法、
骨強度を維持・向上させる生活習慣をつくることです。
治療薬は骨吸収を抑制する薬、骨形成を促進する薬を用います。
現在、骨粗鬆症ガイドラインに記載されている治療薬の効果について、
骨吸収抑制薬は骨折リスクを抑制するが部分的だという結果が出ています。
なぜなら、骨折リスクは骨粗鬆症だけが要因ではなく、転倒頻度の上昇、母親の骨折歴、
喫煙習慣など骨強度と直接関連が明らかでない要因が有る為です。
骨形成促進薬も骨折リスクを低減しますが使用期間に制限が有る為、
長期的な治療効果は得られないようです。
「骨粗鬆症の薬物治療はあくまでも、骨強度の低下により
骨折リスクが増大している事が明らかな例において、そのリスクを
せいぜい3-5割低下させるに過ぎない」
と記載されています。
おわりに
骨粗鬆症の予防は健康に長生きできる寿命(健康寿命)を伸ばす意味において
とても大切です。
『骨粗鬆症だといわれた、転倒不安がある、いつまでも元気に歩きたい』
という方は
小川鍼灸整骨院 へご相談ください。
しっかりと診させていただきます。
06-6755-6751