五十肩について【肩関節周囲炎 治し方 症状 大阪 平野区 生野区 南巽 鍼灸 整骨院】

 

はじめに

 

小川鍼灸整骨院のブログです。

 

みなさんは五十肩と肩こりの違いを知っていますか?

 

案外理解されていない人は多いようです。

 

五十肩は医学的に肩関節周囲炎と呼ばれるものです。

 

今回は、ちまたでよく聞かれる「五十肩(ごじゅうがた)」ということばを紹介します。

 

ブログの内容は下の通りです。

 

・五十肩(ごじゅうがた)とは

・五十肩(肩関節周囲炎)の分類

・症状

・当院での施術

・当院のクチコミ

・おわりに

・参考文献

 

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小川鍼灸整骨院大阪市の南東、平野区と生野区の境目、南巽・加美北地区、南巽駅近くにある鍼灸・整骨院です。地域で一番おすすめの整骨院、あなたにとっていちばん近くの整骨院を目指しています。

 

五十肩(ごじゅうがた)とは

 

 

五十肩は医学的な用語ではありません。50歳ぐらいの年齢になると表われやすい肩関節の痛みのことを言うようです。

 

日本の肩関節研究におけるリーダーの1人である信原克哉先生は、五十肩ということばについて自分の著作のなかで解説されています。

 

「凡、人五十歳ばかりの時、手腕、骨節痛むことあり。程過れば薬せずして癒ゆるものなり。俗にこれを五十腕とも五十肩ともいう。また長命病ともいう」

 

上記の記述は大田方という漢学者の著作「俚言集覧」からの引用だそうです。信原先生は上記の記述を、

 

「年をとると身体の節々が痛くなることがある、しかしほおっておいても自然に良くなるのだから心配することはない、長生きするとよく起きることだから諦めたらいい、あるいは長寿を喜ぶべきだろう」

 

と解説されています。

 

信原先生は肩関節の外科医なので上記のようには考えていないと思いますが。

 

上記のように信原先生は、研究として五十肩の起源をたどると上記のような記述にたどり着きました。信原先生ご自身は一般的な呼び方ではなく医学的な定義が必要と考えて、肩関節周囲炎と呼んでいます。

 

五十肩(肩関節周囲炎)の分類

 

信原先生は、過去の肩関節の痛みに関する研究の歴史をたどって、日本で言われる五十肩が海外でどのように研究されてきたのかを報告しております。

 

そして、肩関節の痛みにの原因については報告者によって様々な意見があり、統一が難しいと判断した信原先生は、自分が経験した患者さんの肩関節周囲の痛み(肩関節周囲炎)を以下の7つのタイプに分けして、いわゆる五十肩を肩関節周囲炎の中の1つに位置づけました。

 

 

五十肩は肩関節周囲炎の中の1つのタイプであり、全体の3割程度ということです。

 

関連ブログもご参照ください↓↓↓

肩の痛みのわかりやすい解説【大阪 平野区 生野区 南巽 五十肩 腱板 小川鍼灸整骨院】

 

症状

 

年齢はやはり50歳代に多く、痛みは急性、亜急性、慢性の3つの時期に分けられ、痛みは肩関節だけではなく、首やうで全体にやってくることもあり、夜間痛もあるとのことです。

 

動く範囲も狭くなります。とくに外旋とよばれる、後頭部を触ろうとする時の肩の動きが制限されます。

 

外旋のイメージ

この、外旋という動きは、上肢を上に上げる(肩関節を前から上に動かす)ためには必要な動きなのですが、これができなくなるために、肩は動かなくなります。また、この方向の動きが非常に痛くなります。

 

治療

 

関節周辺の組織が癒着することで、肩の動きが悪くなることから、関節の中の圧が低くなるため、関節の中に薬液を注射して一時的に内圧を高めて、癒着をはがす治療が効果的ということです。

 

その他、ヒアルロン酸やステロイドを注入する事も効果的と述べておられます。基本的には、肩関節を動かすことが重要であり、その訓練は1時間に5分の割合で行なわれることが良いと記述されています。

 

肩関節周囲炎(いわゆる五十肩)は放置しておいても治ると言われますが、痛みはなくなっても正常範囲の動きに戻ることはなかなかないらしく、やはり運動が必要ということです。

 

当院での施術

 

当院ではまず肩関節の状態を把握して必要であれば医師の診察をお勧めします。

 

しかし、すでに医師の診察を受けた方や種々の理由で整形外科での治療を好まない方、注射をどうしても避けたい方に対して、施術を行ないます。

 

当院の施術メニューはこちらをご参照ください↓↓↓

施術メニュー

 

施術の方法は以下の通りです。

 

・鍼灸施術

肩関節の鍼のイメージ

肩関節を中心として鍼施術を行います。肩関節の痛みの場合、肩甲骨の内側や首の方まで痛みを感じる人もいます。

痛みが強い時には鍼灸施術を行ないます。特に炎症が強いと思われる患部に対して鍼灸を用いて患部の血流を促進させて早く治るようにします。

 

・筋膜リリース

肩関節の筋膜リリース

肩関節周囲は狭い空間に筋肉・滑液包・関節包・骨などの組織が複雑に配置されているので、一部が炎症を起こすと関節は癒着を起こして動かなくなります。それを剥がしていくのが筋膜リリースです。

筋膜リリースは肩甲骨周りから首、肩関節に行ないます。これらの部位にある筋肉は痛みのために緊張して、筋肉と筋膜は癒着を起こしている場合があります。また肩関節自体も複雑な構造のために癒着を起こしやすいです。筋膜リリースではこれらの癒着をはがしていくイメージです。

 

・関節可動域訓練

肩関節可動域訓練

この動きは外旋という動きです。この動きを取り戻すことができれば、肩関節は元に戻ります。少し痛いですがしっかりと動かす必要があります。もちろん、方法をお教えして自宅でも動かして頂きます。

関節可動域訓練は、主に外旋という動きの改善を目的として行ないます。運動指導も行い、ご自宅でも行なってもらうようにします。

 

・整体

肩関節の痛みの整体

筋膜は全身につながっています。整体は、肩関節を中心とした筋膜の癒着を筋膜リリースで剥がした後にさらに伸ばしていくというイメージです。

整体は希望の患者さんに行なっています。先ほど述べた、筋肉と筋膜の間の癒着が全身に及んでいる場合もあります。このような場合は全身の筋膜にアプローチして、それらの筋膜をストレッチさせます。整体はこのような効果をねらって行なわれます。

 

また、五十肩の痛みは気分をふさぎ込ませてしまいます。痛みの経過は比較的長引きますので、その間に治るのかどうか不安になることもあります。

 

更にネガティブな感情が痛みを強く感じさせることもあります。

 

そのような状況の患者さんに対して当院では、現在の施術の状況や今後の見通しなどを丁寧に説明して痛みや不安を小さくするようにしています。

 

当院ではこのようなかかわりを認知行動療法的なかかわりと呼んでいます。

 

認知行動療法的なかかわりのイメージ

当院では、患者さんの痛みの背景(文脈)を理解した上で、患者さん自身が納得できる説明を行います。

 

当院での施術に関する過去のブログ↓↓↓

五十肩の施術について【平野区 生野区 南巽 筋膜リリース はり 肩関節周囲炎 小川鍼灸整骨院】

 

遠方で来院できない方は、リモートカウンセリングも行なっています。痛みの経緯や痛みの具合からどのような対処法が必要かについてアドバイス致しますのでお気軽にご相談ください。(但し、診断行為は行えませんのでご了承下さい。)

 

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当院のクチコミ

 

当院ではこれまで、どこに行っても良くならない多くの患者さんの施術を行ってきました。

 

それらの一部の患者さんからは、とてもありがたいクチコミコメントを頂いております。

 

カウンセリングをご検討の方は参考までにクチコミ内容をご確認ください。

 

 

おわりに

 

小川鍼灸整骨院

当院は大阪メトロ千日前線南巽駅①出口から徒歩1分のところにある整骨院です。

 

大阪市の平野区生野区南巽界隈で、五十肩(肩関節周囲炎)にお困りの方はどうぞ小川鍼灸整骨院にご相談ください。

 

はり筋膜リリース整体と同時に認知行動療法を施術に応用していています。

 

当院は大阪市の平野区生野区の境目にある加美北地区、地下鉄(大阪メトロ)千日前線南巽駅1番出口から徒歩1分のところにある整骨院す。北巽駅ではなく南巽駅ですのでどうぞお間違えなくご来院ください。

 

当院の患者さんは、平野区生野区、東住吉区、城東区、それに周辺の八尾市、東大阪市渋川町、寿町、衣摺にとどまらず、他府県からも来院されています。

 

参考文献

 

信原克哉:肩その機能と臨床 第4版.医学書院,pp. 147-156,2012.

 

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小川 貴司(おがわ たかし)

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