はじめに
小川鍼灸整骨院のブログです。
50歳ぐらいの年齢で肩関節の痛みを感じると、「あれ、これが五十肩なの?」と考える人は多いですね。
今回は50歳付近にやってくる肩関節の痛み(五十肩・肩関節周囲炎)について、その原因や対処法について報告します。
内容は以下の通りです。
・五十肩患者さんの特徴
・五十肩の原因
・できるだけ早く改善させるために
・当院での施術
・おわりに
・参考文献
また当院では、
無料相談を受け付けています。
小川鍼灸整骨院は大阪市の南東、平野区と生野区の境目、南巽・加美北地区、南巽駅近くにある鍼灸・整骨院です。地域で一番おすすめの整骨院、あなたにとっていちばん近くの整骨院を目指しています。
五十肩患者さんの特徴
患者さんは力仕事の方もいらっしゃいますし、事務仕事の方もいらっしゃいます。
「もう治るだろうとおもって我慢していたが一向に良くならない」と訴えて来院される方が多いです。
また、「整形外科に行ったら五十肩と診断されたけど湿布と鎮痛剤だけで様子を見る様に言われたが楽にならないので何とかして欲しい」と訴えて来院される方も多いです。
症状は、肩関節の痛みのみならず、肩こりもひどくなってくることがあります。時には腕の方まで痛みが出てきて、夜にも痛みを感じることもあります。
五十肩の原因
五十肩は医学的には「肩関節周囲炎」と言われます。
肩関節は関節包という膜で覆われていて、関節の中の炎症がその膜まで広がり、肩関節が動かなくなる状態です。
詳しくは以下のブログの中にある、「肩の基本構造」をご参照ください。
できるだけ早く改善させるために
五十肩は痛みのある疼痛期と、肩関節が固まる拘縮期と、そして回復していく3つの緩解期の3つの期間があるとされています。
強い痛みのある時期は動かすと後の痛みが強くなってしまいますので安静が必要です。
痛みを回避しながら運動を継続できれば早く症状が軽減する可能性があります。
ただ、自分で痛い肩関節を動かすことには限界があります。当院では必要な運動を最適な量を行える様に指導しています。
背中やうでまで感じる痛み(関連痛)
肩関節が動かなくなると、肩関節だでなくいろんなところに痛みを感じるようになります。
肩関節が固まって動かない分、肩甲骨を沢山動かして腕を使おうとするために肩甲骨周りの筋肉も過度な収縮を強いられてしまい、肩こり様の痛みが出てきます。
それに加えて、肩関節から下の上腕部や時には肘の外側、さらには前腕部にまで痛みを感じる関連痛と言われる痛みがあります。
痛みのある部位が悪くなっているのではなく、肩関節の痛みが上腕部や前腕部にまで「痛みを感じさせる」のです。
なぜこのような痛みが出るのでしょうか?
理由は、痛みを感じる人間の脳と神経の仕組みにあります。
痛みは患部で感じるのではなく脳で感じるようになっており、
脳は痛みの部位を正確に感知することは難しいようで、その部位に神経学的に関係する部位も含めて痛みを感じてしまうのです。
同じような関連痛の例は、腰が悪い時に太ももに痛みを感じたり、股関節が悪い時に膝に痛みを感じたり、また狭心症の発作の時には左の上肢(右にもあり得る)に痛みを感じることがあります。
当院での施術
小川鍼灸整骨院では、痛みをもつ患者さんに対して、まずは状態の説明をしっかりと行ないます。
この説明をしっかりとご理解頂く事で半分ぐらいの痛みが軽減する患者さんもいらっしゃいます。理由は症状に対する不安が痛みを大きくしている場合があるからです。
自分の痛みの原因が何であり、今後どのように治っていくのかをしっかりと理解できると、これまでの痛みが小さくなるのは症状に対する不安も同時に小さくなることが多いようです。
ここはにわかに信じてもらいにくところですが、この効果によって痛みが軽減する患者さんを当院は沢山経験しています。
次に肩関節自体の拘縮した関節包、それをとりまく筋肉の癒着をはがすための筋膜リリースを行ないます。痛みのある部位の筋膜は癒着を起こし動きも悪くなってます。この癒着をはがして肩関節の痛みを小さくする様にします。
そして可動域訓練です。肩関節の屈曲、外転、外旋という、肩関節がスムースに動くために必要な可動域を効率良く取り戻すようにします。可動域訓練は整体として行ないます。
当院での施術メニューをご参照ください。
遠方で来院できない方は、リモートカウンセリングも行なっています。痛みの経緯や痛みの具合からどのような対処法が必要かについてアドバイス致します。但し、診断行為は行えませんのでご了承下さい。ご希望の方はメールにてご予約ください。
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おわりに
大阪市の平野区、生野区・南巽界隈で、で50歳前後の肩関節の痛み、五十肩(肩関節周囲炎)でお悩みの方、または五十肩で整形外科を受診したけれども一向に治る気配のない方は小川鍼灸整骨院にご相談ください。
はり・筋膜リリース・整体と同時に認知行動療法を施術に応用していています。
当院は大阪市の平野区と生野区の境目にある加美北地区、地下鉄(大阪メトロ)千日前線南巽駅1番出口から徒歩1分のところにある整骨院です。北巽駅ではなく南巽駅ですのでどうぞお間違えなくご来院ください。
当院の患者さんは、平野区、生野区、東住吉区、城東区、それに周辺の八尾市、東大阪市渋川町、寿町、衣摺などから来院されています。
参考文献
三笠 元彦:腱板および肩峰下滑液包の病態からみた五十肩の治療.日本リウマチ・関節外科学会雑誌, 8 巻 3 号 p. 451-456,1989.