はじめに
小川鍼灸整骨院のブログです。45歳以降の女性で、繰り返す膝の内側の痛みにお困りの方は多いと思います。変形性膝関節症と呼ばれるその痛みには、いろいろな治療方法がありますが、自分に合った治療法を探すのも大変です。
今回は 変形性膝関節症に対してアロマオイルを用いたマッサージが鎮痛薬入りの軟膏と同程度の効果があったという報告を紹介します。痛みでお困りの方は是非ともご参考にしてください。
当院では、変形性膝関節症をだけでなく上腕骨外上顆炎(肘の使い痛み)や狭窄性腱鞘炎(ばね指)、手術後の関節の痛み、手根管症候群(手のしびれ)などの痛みに対してアロママッサージを行っています。
小川鍼灸整骨院は大阪市の南西、平野区と生野区の境目、南巽にあります鍼灸整骨院です。鍼灸・筋膜リリース・整体と同時に認知行動療法の理論を応用して治療に用いています。
論文
タイトルは、
「変形性膝関節症に対する精油使用施術 (マッサージ) の有効性について 外用消炎鎮痛剤を対照としたランダム化比較試験」です。
この論文では50歳以上の変形性膝関節症患者さんの40名(女性31名、男性9名)を対象に調査をしました。
この40名の患者さんを、
アロマオイルで自分の膝をマッサージする患者さんと、
処方された軟膏で自分の膝をマッサージする患者さんの2つのグループに分けました。
アロマオイルは、ホホバオイルで1%に希釈した真正ラベンダーと0.5%に希釈したローズマリーカンファの混合液です。
軟膏は、病院でよくもらう、ジクロフェナクナトリウムという鎮痛剤の成分が入っているものです。
この液を朝と夕に適量(約0.5ml)を患者さん自身が患部を中心に2~3分マッサージしながらぬるそうです。
使用期間は2週間とし,その後の2週間は使用を中止して症状の変化及び副作用発現の有無について観察しました。
つまり筆者の先生は、アロマオイルの効果と鎮痛薬の効果を比較して、アロマオイルがどれぐらい効くのかを知りたいのです。
効果の判定は、膝の痛みやこわばり、どれぐらい動けるのか、押えたときの痛みなど、全ての項目でアロマオイルのマッサージは鎮痛剤入り軟膏のマッサージと同じぐらいの効果があったとのことでした。
当院での施術
当院でも、ラベンダーとローズマリーカンファーを用いたアロマオイルマッサージを行います。
変形性膝関節症はもちろん、
頚の痛み、
上腕骨外上顆炎(肘の使い痛み)
狭窄性腱鞘炎(ばね指)
手術後の関節の痛み
手根管症候群(手のしびれ)
手・足の関節炎
などの痛みに応用しています。
特に、手術後の過敏な痛みに対しては、アロマオイルを用いたやさしいマッサージが効果的です。
遠方で来院できない方は、リモートカウンセリングも行なっています。痛みの経緯や痛みの具合からどのような対処法が必要かについてアドバイス致します。但し、診断行為は行えませんのでご了承下さい。ご希望の方はメールにてご予約ください。
↓↓↓
おわりに
大阪市の平野区、生野区界隈で、変形性膝関節症や各種関節の痛みにお困りの方はどうぞ小川鍼灸整骨院にご相談ください。
鍼・筋膜リリース・整体と同時に認知行動療法・アロマオイルマッサージを施術に応用していています。
当院は大阪市の平野区と生野区の境目にある加美北地区、地下鉄(大阪メトロ)千日前線南巽駅1番出口から徒歩1分のところにある整骨院です。北巽駅ではなく南巽駅ですのでどうぞお間違えなくご来院ください。
当院の患者さんは、平野区、生野区、東住吉区、城東区、それに周辺の八尾市、東大阪市渋川町、寿町、衣摺などから来院されています。
参考文献
柴伸昌,並木文代:変形性膝関節症に対する精油使用施術 (マッサージ) の有効性について 外用消炎鎮痛剤を対照としたランダム化比較試験.日本アロマセラピー学会誌,9(1),36-42,2010.