はじめに
小川鍼灸整骨院のブログです。
手首の骨折などで手術を受けたけた人の中には、
「手術後の痛みが治らない」
「腫れが治まらない」
「関節の動きが悪い」
とお困りの方もいらっしゃると思います。
手術が失敗だったのではないか?
と考えてしまうこともありますね。
今回はそのようにお困りの方に向けて、
手関節の骨折(橈骨遠位端骨折)の後に出てくる痛みについて、その原因や対処法を報告させて頂きます。
内容は以下の通りです。
・橈骨遠位端骨折とは
・治療
・後遺症
・当院での治療
・おわりに
・参考文献
また当院では、
メールで
無料相談を受け付けています。
小川鍼灸整骨院は大阪市の南東、平野区と生野区の境目、南巽・加美北地区、南巽駅近くにある鍼灸・整骨院です。地域で一番おすすめの整骨院、日本で一番身近な整骨院を目指しています。偏頭痛のお困りの患者さんも来院されています。
橈骨遠位端骨折とは
橈骨という骨は肘から手関節までの間にある骨です。ここには橈骨と尺骨があります。
橈骨は手根骨と関節をつくっています。この橈骨はは転倒した時に手をつくことで体重がかかって骨折しやすいのです。
この部位の骨折は初老期の骨粗しょう症を持つ女性に多く発生します。
治療
基本的には固定です。方法は大きく2通りありまして、1つは保存療法、1つは手術療法です。
このレントゲン写真のように、保存療法は骨折部分のズレがない、安定した状態の骨折に適応されます。
手術療法は骨折部分が不安定ですぐにズレてしまいそうな骨折のタイプに適応されます。また、骨粗しょう症の患者さんは骨折部分が不安定になりがちですので手術になることが多いです。
ギプスによって固定されますが固定期間は年齢や骨の折れ方によって異なってきます。概ね3週間から6週間ぐらいです。
骨折部分の位置や骨がくっついていることを示す仮骨形成が見られれば固定が除去されます。
「ギプスが取れたらすぐに手が使えると思っていた」とよくおっしゃる方も多いのですが、実は治療が大変なのはここからです。
ギプス固定すると、関節が固まってしまいます。この状態では、箸が持てない、ボタンをかけられない、おつりをもらえない。手をつくことができない、顔を洗えないなどの不自由がでてきます。
また、手のむくみが治らないなどの悩みを訴えられる方も多いです。
この手関節を以前と同じように使えるようになるためには、6ヵ月ほどかかるでしょう。
この間は関節をしっかりと動かして、動く範囲を取り戻したり、筋力の回復のためのトレーニングが必要になります。
後遺症
橈骨遠位端骨折の手術や固定のあとに痛みが残る原因の1つには、変形があります。
骨折部分の橈骨が短かくなって、尺骨の方が長くなってしまうと、関節の適合性が悪くなり関節が動かなくなり、痛みも出ます。
こうなると、痛みを受け入れながら上手く使う方法を探すか、もう一度手術を受ける必要があります。
その他、痛みについての恐怖心から手関節を使わないでおくと、関節がどんどん硬くなってきて浮腫がいつまでも残り、時には神経痛様の痛みが出てくることがあります。
このような関節の状態をCRPSと表現します。どこに行っても良くならない方のなかにはCRPSに陥っている場合もあります。ここでは精神交互作用が生じている可能性が高いです。以下のブログもご参照ください。
痛みと意識の関係について【肩こり 腰痛 慢性の痛み 平野区 生野区 南巽 整骨院 鍼灸 筋膜リリース 整体 認知行動療法】
当院での治療
当院では、手術後の関節をしっかりと動かして、動く範囲を取り戻したり、筋力の回復のためのトレーニングを行ないます。こうすることで、以前のように使える手首になっていきます。
痛みに対しては、炎症を抑える効果があるローズマリーカンファーの精油を用いたアロママッサージを行ないます。また痛みが強い場合には鍼治療を併用することもります。
その他、当院は認知行動療法的なかかわりを通して患者さんの痛みを早期に回復させるようにつとめます。
例えば痛みが長期化しやすい患者さんの特徴として骨折部分に対する過度の不安や緊張を感じており,それが故に痛みを感じやすくなっているCRPS、またはこれに近いことが考えられます。
そのような患者さんに対しては、まず本人様が具体的に何を心配しているのかを具体的に聞き出して、その不安を払拭するように努めます。
また必要な場合には提携病院を受診して頂き、医師の判断を仰ぎます。
遠方で来院できない方は、リモートカウンセリングも行なっています。痛みの経緯や痛みの具合からどのような対処法が必要かについてアドバイス致します。但し、診断行為は行えませんのでご了承下さい。ご希望の方はメールにてご予約ください。
↓↓↓
http://www.korikori.com/contact/
おわりに
大阪市の平野区、生野区界隈で橈骨遠位端骨折やその手術後の痛みでお悩みの方は是非とも小川鍼灸整骨院にご相談下さい。
鍼灸・筋膜リリース・整体などでみなさまの痛みを施術します。小川鍼灸整骨院は大阪市の平野区と生野区の境目にある加美北地区、地下鉄千日前線南巽駅①出口から徒歩1分のところにあります。
北巽は一つ手前の駅です。北巽ではなく南巽で下車してくださいね。
当院へは平野区・生野区の他に東住吉区、東成区、天王寺区や、東大阪市の渋川町、寿町、衣摺、柏田、からも患者さんが来院されています。