はじめに
小川鍼灸整骨院のブログです。
肩こりや腰痛、膝痛の原因として「肥満」や「運動不足」が指摘されます。
でもそれって本当なのでしょうか?
今回紹介する研究の結論からいいますと、
運動をして減量すれば肩こり・腰痛・膝痛が軽減したのです。
しかし痛みが軽減する要因は減量や運動だけではありませんでした。
その要因とは?以下に解説致します。
ブログの内容は
・研究の概要
・結果(痛み軽減の要因は?)
・当院の見解(運動のススメ)
・おわりに
・参考文献
です。
また当院では、
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でお困りの方は気軽にご相談ください。
小川鍼灸整骨院は大阪市の南東、平野区と生野区の境目、南巽・加美北地区、南巽駅近くにある鍼灸・整骨院です。地域で一番おすすめの整骨院、日本で一番身近な整骨院を目指しています。
研究の概要
BMI25以上の肥満状態にある人に6ヶ月間の運動と栄養の指導を行い、以下の調査項目について、指導前と指導後の変化について調査したそうです。
調査項目は、
年齢・身長・体重・BMI・体脂肪率・血圧・最大酸素摂取量・血液検査・1日あたりの歩数・摂取カロリー・肩こり、腰痛、膝痛があるかどうかでした。
結論
対象となったBMI25以上の肥満の人たちの中で、肩こりを持つ人は46.6%、腰痛は31.8%、膝痛は28.4%でした。
この調査で特にわかったことは次の通りです。
肩こり、腰痛、膝痛を持つ人たちは減量と運動によってそれらの痛みが軽減する傾向が見られたのですが、肩こり、腰痛はなぜ痛みが軽減したのかその原因を見いだすことができませんでした。
しかし、膝痛だけはもともと痛みがある人とない人の間で、
また、運動後に痛みがなくなった人と痛みが残っている人の間で
違いが見られたのです。その違いは、最大酸素摂取量でした。
つまり、膝を健康に保つためには減量だけではなく、運動を通して心肺機能を高める必要性が示されたのです。
膝痛を軽減させるために心肺機能を高める必要があることはあまり知られていませんね。
今回の研究は単に運動するだけではなく、どのように運動をするべきかを明確に示したという意味で膝痛でお困りの方には意味のある研究だと思います。
当院の見解(運動のススメ)
当院にも肩こりや腰痛、膝痛をもつ肥満傾向の方は多く来院されます。そのような方たちも「運動不足」は自覚されているようですが、かななか運動を習慣づけることは難しいようですね。
運動を習慣づけるためにはなぜ運動を行うのかを明確に理解する必要があります。つまり運動を行う動機が固まらないと継続しないのですね。
今回の研究結果からは、肥満状態にある人で肩こりや腰痛を持つ人は運動を行うことで症状が軽減することがわかりました。しかし、今回の研究ではその理由までは明らかにできなかったのです。
膝痛については、肥満状態でも最大酸素摂取量の高い人は低い人よりも膝痛を感じにくい、または運動の効果として痛みを感じにくいという結果が得られていますので、膝痛を感じている人は炎症が軽減すればウォーキングを行うことが大切になりますね。
これらのことを理解することは、運動の動機付けに繋がるのではないでしょうか。特に膝痛をお持ちの方はウォーキングをしっかりと行いましょう。
その他、運動を行うと痛みが小さくなる理由としてはエンドカンナビノイドシステムが働くとされています。内因性のモルヒネ様物質が体内の痛みを小さくしてくれるのですね。
このメカニズムを知ることも運動の動機に繋がると思います。以下のブログに詳しく解説していますのでご参照ください。
また、当院ではマインドフルネスぐるぐる体操という、自分で治す体操を考案しました。
どんな風に運動をすればいいのかわからない、何から始めればいいのかわからない人は、是非ともマインドフルネスぐるぐる体操を試してみてください。
遠方で来院できない方には、リモートカウンセリングも行なっています。痛みの経緯や痛みの具合からどのような対処法が必要かについてアドバイス致します。但し、診断行為は行えませんのでご了承下さい。ご希望の方はメールにてご予約ください。
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おわりに
大阪市の平野区、生野区界隈でどこに行っても良くならない腰痛や肩こり、膝痛、根本的に治したいけど治らない痛みでお悩みの方は是非とも小川鍼灸整骨院にご相談下さい。
鍼灸・筋膜リリース・整体や、認知行動療法的なかかわりを用いてみなさまの痛みを施術します。
小川鍼灸整骨院は大阪市の平野区と生野区の境目にある南巽・加美北地区、地下鉄千日前線南巽駅①出口から徒歩1分のところにあります。北巽は一つ手前の駅です。北巽ではなく南巽で下車してくださいね。
当院へは平野区、生野区以外にも、東住吉区や東成区、八尾市、東大阪市渋川町、寿町、衣摺などからも患者さんが来院されています。
参考文献
長谷川 共美(他):過体重・肥満者の運動器疼痛と身体機能の関係.日本疼痛学会,29 (1) , 1~8,2014