はじめに
小川鍼灸整骨院のブログです。
「いろんな治療を受けたけれども、なぜ自分の肩こりや腰痛・関節痛は治らないの?」とお困りの方は本当に多いです。
当院にもそのような痛みや辛さを抱えている方が多く来院されます。
私の印象としては、そのような患者さんの中でも今回のブログの内容に「気づいた」方から順番に治っていくような印象を受けています。
「気づき」ということばは最近流行っている言葉ですが、
ではいったい、何ををどんなふうに「気づく」ことができれば頑固な痛みから開放されるのでしょうか?
私の30年の臨床経験とこれまでの学びをもとにブログで解説します。
そして、当院の施術の方針も一緒に紹介させてください。
内容は以下の通りです。
・「治りにくい」の特徴に気づく
・受けてきた治療について気づく
・なぜいろんな治療法があるのかに気づく
・理想的な治療法とは
・当院の方針「受け身の治療法」
・当院の方針「自発的な治療法」
・おわりに
・参考文献
当院は予約制です。
ご予約や症状についてのご相談、お問い合わせは
で受け付けております。
遠方にお住まいの方には
①ZOOMによるカウンセリングもご利用いただけます。
②お近くの提携治療院を紹介することができます。
お気軽にご相談ください。
小川鍼灸整骨院は大阪市の南東、平野区と生野区の境目、南巽・加美北地区、南巽駅近くにある鍼灸・整骨院です。地域で一番おすすめの整骨院、あなたにとっていちばん近くの整骨院を目指しています。
「治りにくい」の特徴に気付く
私はこれまでの30年の治療家人生で多くの肩こりや腰痛の患者さんと接してきました。その経験から治りにくい患者さんには一定の傾向があるように思われます。
それは次の通りです。
☑疲れを感じやすい
☑運動不足を自覚している
☑自分は姿勢が悪いと思う
☑自分は体が硬いと思う
☑骨盤がゆがんでいる
☑ストレスを感じやすい
などです。
そしてそれらの患者さんの多くは「受け身の治療法」を好む傾向にあります。
「受け身の治療法」とは、自分の肩こりや腰痛に対して何かを飲んだり、何かを塗ったりはったり、何かをしてもらったりすることです。この治療法は、車の修理に似ています。
私たちは車が壊れた時に自動車整備士に車の修理を依頼しますよね。普通の人は車のことを深く知らないし、自分で修理できるなんて全く思わないからです。このことは当たり前のことです。
それと同じように自分の身体の修理やメンテナンスを薬やサプリメント、専門家に丸投げする治療法が「受け身の治療法」です。
このような治療法を好む人の肩こりや腰痛は治りにくい傾向にあります。
このような方は自分に合う痛み止めやサプリメント、健康食品、治療方法を探し続けています。
しかし私たちの身体は車のような機械ではありません。
もちろん専門家の方が身体についての知識をたくさん持っていますが、それは一般論としての知識です。実は「私の身体」については、治療家などの一般論を深く知る専門家よりもあなた自身の方がよく知っていることがあるのではないでしょうか?
ここに気付いて自分の健康を自分で改善しようとする人は「受け身の治療法」を好む人よりも治りやすいといえます。
受けてきた治療について気づく
あなたが受けてきた治療はどんな治療だったでしょうか?
それは例えば肩こりや腰痛の原因に対処するような治療だったのではないでしょうか?
①背骨の老化や筋肉の緊張、
②姿勢、
③運動不足、
④ストレス、
⑤病気が原因の場合もあります。
多くの症状は①~⑤の原因が組み合わさって起こりますがあなたが受けてきた治療はこれらすべての原因を解決してくれたでしょうか?
実はこの「原因が組み合わさって起こる」ことが治療を難しくしています。
なぜなら、この組み合わせや配分が人によって違うので人それぞれに理想の対処方法が異なるからです。
例えば整形外科で肩こりや腰痛の治療としてブロック注射を受けたり、痛み止めの薬や湿布を処方されたとします。これによって背骨の老化による痛みや筋肉の緊張が楽になったとしても、姿勢の異常や運動不足、ストレスなども関係しているとすれば効果は小さくその場しのぎになってしまいます。
また、マッサージや整体を受けて筋肉を緩めて姿勢を整えても、運動不足やストレスが残っていれば同じことです。
肩こりや腰痛については、運動やストレスを軽減することが効果的であるとされる多くの研究があるのですが、患者さんは基本的に「受け身の治療」を好む傾向にあります。
だから、
自分から自発的に対処しなくてはならない運動不足やストレスが原因となる症状(痛み)は治りにくくなるのです。
もしあなたがこれまで受けてきた治療について、それらが「受け身の治療」であったことに気付くことができれば、
あなたは運動不足やストレスに対処することに積極的になり、
その結果として治りやすくなるかもしれません。
なぜいろんな治療法があるのかに気づく
ところで、肩こり腰痛の治療法には本当に多くの方法がありますね。
実際に患者さんからは「どれを選べばいいのか?」と質問されることも多いです。
ここでよく考えてみてください。
いろんな治療がたくさん存在するということは、どれも決定的に効果をあげることができていないと考えられないでしょうか?
もし、「これだ!!」と誰にでも効果がある治療法があればその他の治療法は自然淘汰されてなくなってしまうはずだからです。
しかし実際にはどの治療法もなくならずに存在しています。
その理由について私は、どの治療法も「受け身の治療」であり、その場では楽になるけど根本的な解決には至っていないからだと思います。
「受け身の治療」では根本的には治っていないのでまた治療を受けるということになり、治りにくい肩こりや腰痛が出来上がっているのです。
私の経験では、このことを理解できて「ではどうすれば?」と自発的(積極的)に治療に参加される方から治っていくように思われます。
理想的な治療法とは
ここまで開設すると、理想的な治療法とは何か想像できますね。
それは「自発的な治療法」を取り入れることです。
もちろん、「受け身の治療法」が悪いということではありません。今の痛みを楽にしたり、心地よい刺激を痛みのある部位に加えることで痛みが軽減することは本当によくあることです。
しかし、根本的に痛みを感じにくくするためには、自分から積極的に治療的な活動を行う必要があるのです。
先にも取り上げました
☑疲れを感じやすい
☑運動不足を自覚している
☑自分は姿勢が悪いと思う
☑自分は体が硬いと思う
☑骨盤がゆがんでいる
☑ストレスを感じやすい
と、痛みを感じやすい人たちは、自分で疲れにくくなるような何かをする必要がありますし、そのためには運動も効果的です。
自分の姿勢を意識したり、身体を柔らかくするストレッチを習慣づけたりストレスに対処することも重要なことです。
これらは「自発的な治療法」ですね。
「受け身の治療法」だけではなく、そこに「自発的な治療法」を適切に取り入れることが理想の治療法となるのです。当院で行う「自発的な治療法」はこの後に説明しますね。
私の印象ではありますが、「受け身の治療法」だけを行っている人と比べて、「自発的な治療法」を行っている人は、自分に合う痛み止めやサプリメント、健康食品、治療方法を探し続けている割合が小さいように思います。
また、健康に対する漠然とした不安も小さいように感じます。
あなたの周囲にもそのような健康的な方がいるのではないでしょうか?
当院の方針「受け身の治療法」
当院でも「受け身の治療法」として筋膜リリース、整体、鍼治療を行っております。
筋膜リリースは筋膜の間にある硬くなった結合組織を緩めて、筋肉の動きや血流をスムースにして体がしなやかに動くようにしてくれます。
また、整体は筋膜リリースの効果を高めるように筋肉をストレッチして、関節の可動域を広げる効果もあります。関節可動域を広げることは、自分で行うストレッチでは限界がありますので、整体はその先までしっかりと動かします。
鍼治療は鎮痛作用としての効果があります。痛みは脳で感じるのですが、鍼治療は脳がその痛みを感じにくくしてくれたり、患部にある血流の停滞を解消しますし、炎症を抑える働きもあります。
このように「受け身の治療法」は今の痛みを取り除くためには効果的です。
当院では「とりあえず今の痛みを楽にしたい」とか、「気軽に治療を受けたい」という方に対して「受け身の治療法」を提供しています。
当院の方針「自発的な治療法」
当院では根本的に治ることを希望する患者さんに対して「自発的な治療法」をお勧めしています。
この方法は、「受け身の治療法」を行いながら、ご自身のストレスに気づき、それに対処できるようにすることや、筋力、バランス感覚、関節可動域の過不足を解消するようにデザインされています。
具体的に行うことは、ストレスに気づくためのカウンセリングやマインドフルネス瞑想、そして体操の指導です。
施術の前に雑談を交えたお話を行い、そのお話しの中からストレスの種を探したり、健康や身体に対する不安を解消したりします。
これらの治療法は認知行動療法をベースにして当院が開発したものであり、「認知行動療法的なかかわり」と呼んでいます。
そして、当院で行っているぐるぐるフルフル体操は、腰痛や肩こり・関節痛をはじめ、
・原因がわからない痛み
・自律神経失調症
・コロナ後遺症
・不安神経症
・身体症状症
・線維筋痛症
・手術後の痛み(遷延性術後痛)
・ギプス固定後の痛み
・外傷後の痛み
などを克服できる体操です。
当院ではこのように患者さんの状況に合わせて「受け身の治療法」と「自発的な治療法」を組み合わせて行っております。
これまでの治療経験はブログにアップしていますのでご覧ください。
遠方で来院できない方は、リモートカウンセリングも行なっています。痛みの経緯や痛みの具合からどのような対処法が必要かについてアドバイス致します。但し、診断行為は行えませんのでご了承下さい。ご希望の方はメールにてご予約ください。
当院は予約制です。
ご予約や症状についてのご相談、お問い合わせは
で受け付けております。
遠方にお住まいの方には
①ZOOMによるカウンセリングもご利用いただけます。
②お近くの提携治療院を紹介することができます。
お気軽にご相談ください。
小川鍼灸整骨院は大阪市の南東、平野区と生野区の境目、南巽・加美北地区、南巽駅近くにある鍼灸・整骨院です。地域で一番おすすめの整骨院、あなたにとっていちばん近くの整骨院を目指しています。
おわりに
大阪市の平野区、生野区・南巽界隈で、治らない肩こりや腰痛、関節痛、運動不足やストレスが関係すると考えられる症状にお困りの方はどうぞ小川鍼灸整骨院にご相談ください。
はり・筋膜リリース・整体と同時に認知行動療法を施術に応用していています。
当院は大阪市の平野区と生野区の境目にある加美北地区、地下鉄(大阪メトロ)千日前線南巽駅1番出口から徒歩1分のところにある整骨院です。北巽駅ではなく南巽駅ですのでどうぞお間違えなくご来院ください。
当院の患者さんは、平野区、生野区、東住吉区、城東区、それに周辺の八尾市、東大阪市渋川町、寿町、衣摺にとどまらず、他府県からも来院されています。
参考文献
紺野 慎一:内科医が知っておきたい整形外科領域の慢性疼痛.日本内科学会雑誌,108 巻 10 号 p. 2103-2106,2019.