腰・太ももの痛みの改善例【大阪 平野区 生野区 南巽 はり 内臓 腰痛 整骨院】

 

はじめに

 

小川鍼灸整骨院のブログです。

 

腰の痛みが腰だけではなく、お尻や太ももの方に感じることがよくあるのですが、あなたの腰痛はいかがでしょうか?

 

そのような場合、腰から太ももに走っている神経が圧迫されている可能性があります。

 

また、強い腰痛を感じた際には「内臓が悪いのではないか?」と心配になる人も多く経験します。

 

今回ははり施術と症状の説明をしっかりとすることで、腰から太ももの痛みが改善した患者さん(ペインスケールは10→3)について報告させて頂きます。

 

内容につきましては、個人が特定できないように加工しています。

 

小川鍼灸整骨院大阪市の南西、平野区生野区の境目、南巽・加美北地区にある鍼灸整骨院です。はり灸・筋膜リリース・整体と同時に認知行動療法を施術に応用していています。

小川鍼灸整骨院は地域でおすすめの整骨院、あなたにいちばん近くの整骨院を目指しています。

 

患者さんについて

 

 

Bさん:  50歳 男性  職業 自営業(鉄工所)

 

主訴:右腰から右太ももの痛み

 

今回の痛みは来院の2日前から。その2年前にも同様の腰痛で来院されています。今回の痛みの原因はよく分らないとのことです。その後、痛みは良くなったり悪くなったりを繰り返しています。痛みは右鼠径部から大腿前面・外側にもあり、痛みの初日はロキソニンを飲んだけれども効かなかったそうです。

 

Bさんはこの腰痛太ももの痛みについて、「もしかしたら内臓からの痛みか?ボキボキすると楽になるような気がする。何が原因かわからないので、どこに行っていいのか分らなかったんでとりあえず先生のところに来ました」と話してくれました。

 

治療の前の診立てでは、安静時の重くだるい腰痛みがあり、動き始めの痛みが強いとのことです。腰を反らすと右腰から太ももの方にに痛みが出ます。押さえて痛む場所は2番目から3番目の腰骨の右横にありました。

 

 

この症状は典型的な神経の根っこが刺激されている痛みです。

 

2年間前にも同様の部位に痛みを感じていることから腰椎の変性があると考えられます。ここのことを確認するために提携病院に紹介状を書き、レントゲン検査を受けてもらうように勧めました。

 

また、「内臓からの痛み」を気にしておられることから破局的思考も働いているように思われました。

 

破局的思考とは、痛みについて深く考えるあまりに、その痛みが今後どうなっていくのかについて極端に悪い方向に考えてしまうことです。

 

施術と結果

 

はり治療を3回、筋膜リリースを2回、合計5回の治療を行ないました。

 

 

5回の施術で痛みの評価は10から3になりました。

 

2回目に持参されたレントゲン写真について医師の報告書に基づいて説明を行なったところ、Bさんは説明に深く納得され、腑に落ちたご様子でした。

 

 

 

 

施術メニューはこちら↓↓↓

http://www.korikori.com/menu/

 

なぜよくなったのか

 

治療の際にはレントゲンの状態を一緒に観察しました。紹介先の脳神経外科医が指摘した通り、1番目と2番目、2番目と3番目の間の椎間板はぺしゃんこになっていて、赤の矢印で示した通り、特に右側の変形がひどい状態でした。

 

 

 

 

この所見は、Bさんの腰痛太ももの痛みを上手く説明してくれるのです。2番目と3番目の腰骨の間からは2番目の神経(L2)が出ますが、この神経が圧迫されると、右の腰痛と右鼠径部から太ももの痛みが出てきます。

 

 

また、上の図はデルマトームと言いまして、どのレベルの神経の根っこがからだのどの部分の感覚を司るのかを説明している図です。L2が示す領域はちょうどBさんが痛みを訴える領域です。

 

1回の治療の後には腰を伸ばしても腰痛が出ないと話してくれました。このことは、2番目の腰の神経を目指して刺したはりが上手く効果をあげてくれたのだと思います。神経の付け根付近をはりで刺激することで神経の血流が改善されて痛みが軽減するという報告があります。

 

このことがBさんの腰痛を小さくした可能性があります。

 

またBさんは、「内臓からの痛みが出てきたのではないか?」と気にしておられることから破局的思考が働いているように思われましたが、初診時の私の検査の結果がしっかりと合致したことで内臓からの痛みでないことがわかり、安心したご様子でした。

 

このことも症状を軽減させた大きな要因と考えられます。破局的思考はストレスと関係するという報告もありますが、Bさんのストレス対処能力(SOC)を質問紙表で調べてみると、48点でした。平均点は54~58点ぐらいにあるということですので、Bさんはストレスを感じやすい傾向にあると言えますし、Bさん自身もそのことを自覚されておりました。

 

このことをしっかり説明するとBさんは自分の痛みに対して納得ができ、腑に落ちたことが内臓疾患への不安を払拭して痛みが小さくなったと考えられます。

 

遠方で来院できない方には、リモートカウンセリングも行なっています。痛みの経緯や痛みの具合からどのような対処法が必要かについてアドバイス致します。但し、診断行為は行えませんのでご了承下さい。ご希望の方はメールにてご予約ください。

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おわりに

 

 

大阪市の平野区生野区界隈で腰痛太ももの痛み、内臓と関係していそうな腰痛にお悩みの方はどうぞ小川鍼灸整骨院にご相談ください。

 

当院は大阪市の平野区生野区の境目にある南巽・加美北地区、地下鉄(大阪メトロ)千日前線南巽駅1番出口から徒歩1分のところにあります。北巽駅ではなく南巽駅ですのでどうぞお間違えなくご来院ください。

 

当院の患者さんは、平野区生野区、東住吉区、城東区、それに周辺の八尾市、東大阪市渋川町、寿町、衣摺などから来院されています。

 

参考文献

 

森聡 他):痛みに対する破局的思考と心理社会的ストレスの関連.理学療法Supplement,Vol.42,No.2,第50回日本理学療法学術大会 抄録集,2014.

 

 

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