はじめに
小川鍼灸整骨院のブログです。足首が痛くて整形外科を受診すると、「足根洞症候群ですね、」と診断されたけど詳しいことがよく分らないとお困りの方は多いのではないでしょうか?
今回は足根洞症候群の施術について解説致します。
小川鍼灸整骨院は大阪市の平野区と生野区にまたがる南巽でおすすめの整骨院、あなたにいちばん近くの整骨院を目指しています。
足根洞症候群とは
足根洞症候群は足関節捻挫や骨折の後にギプス固定をした後に起こる疾患です。
足根洞は「足の目」とも言われる部分で、ここには体の重心をとるために必要なセンサーが感覚受容器として沢山存在します。ちょっと話が難しくなりそうですね。足根洞は写真の通り、外くるぶしの前方にあるくぼみのことです。
私たちは目をつぶってもまっすぐに立つことができていますよね。それはなぜか?
私たちは目で見て平衡感覚のバランスをとっていますし、耳の奥の三半規管というとことろでバランスをとっています。
それに加えて、足関節や膝関節、股関節、そして筋肉の付着部である腱の部分に感覚受容器があり、この感覚受容器が体重や体の傾きに反応して平衡感覚のバランスをとっているのです。
足関節は特に足根洞と呼ばれる部分にそのセンサーが多く存在しています。だから専門的には「足の目」といわれるのです。
このセンサーが上手く働かなくなってしまう事があるのです。原因など詳しくはまだよくわかっていないらしいのですが、長期間の足関節の固定や体重をかけないこと、また長期間の痛み感覚が足根洞のセンサーを働きにくくしてしまうようです。
こうなってしまうと、なんだか足首が不安定に感じたり、何かの拍子にズキッと鋭い痛みに見舞われたり、ずーっとだるい感じがあったり、また、でこぼこ道を歩くことができなかったりということになります。
多くは長い時間使わないことによって起こるようです。
治療方法は基本的に保存療法です。まずはステロイドと痛み止めの注射を足根洞部に行います。この注射で痛みや異常がなくなれば、足根洞症候群であることが確定します。
その他、リハビリとしては関節の感覚を鍛えるトレーニングを行います。片足立ちやバランスボード、可動域訓練、筋力トレーニングなどですね。
痛みに対する治療としましては、上記のトレーニングとともに、鍼灸施術やオイルを用いたマッサージなどを行います。
長期化した足根洞症候群では足や足関節まわりに浮腫(むくみ)を起こして、触るだけでも痛みが出ることがあります。このような痛みに対しては鍼施術よりもオイルマッサージのほうが治療効果も高まる傾向にあるようです。
しかし、重要なことの1つには、痛みの原因や今後どうなっていくのかについてある程度の目処が立ち、患者さん自身が納得することです。そのためには施術を担当する専門家としっかりとコミュニケーションをとって不安を解消してもらう必要があります。
当院では、認知行動療法的なかかわりとしまして、患者さんに足関節の状態についてしっかりと説明して不安を小さくするように努めています。
このように当院では足根洞症候群に対してもしっかりと治療を行う事ができます。
遠方で来院できない方は、リモートカウンセリングも行なっています。痛みの経緯や痛みの具合からどのような対処法が必要かについてアドバイス致します。但し、診断行為は行えませんのでご了承下さい。ご希望の方はメールにてご予約ください。
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おわりに
大阪市の平野区、生野区界隈で、足根洞症候群にお困りの方はどうぞ小川鍼灸整骨院にご相談ください。
鍼・筋膜リリース・整体と同時に認知行動療法を足根洞症候群の施術に応用していています。
当院は大阪市の平野区と生野区の境目にある加美北地区、地下鉄(大阪メトロ)千日前線南巽駅1番出口から徒歩1分のところにある整骨院です。北巽駅ではなく南巽駅ですのでどうぞお間違えなくご来院ください。
当院の患者さんは、平野区、生野区、東住吉区、城東区、それに周辺の八尾市、東大阪市渋川町、寿町、衣摺などから来院されています。
参考文献
秋山晃一:7足根洞症候群.高倉義典編):下腿と足関節疾患保存療法,金原出版株式会社,p99ー104,1997.