はじめに
小川鍼灸整骨院のブログです。
長年繰り返している首の痛みにお困りの方は多いですね。
そのような方のほとんどは、いろんな治療を受けてきたけど良くならないと言います。
今回のブログでは、そのような患者さんの首の痛みが、5回の筋膜リリースで改善(ペインスケールは10→3)した事例について報告します。
内容は以下の通りです。
・患者さんについて
・施術と結果
・なぜよくなったのか
・おわりに
・参考文献
また当院では、
無料相談を受け付けています。
小川鍼灸整骨院は大阪市の南東、平野区と生野区の境目、南巽・加美北地区、南巽駅近くにある鍼灸・整骨院です。地域で一番おすすめの整骨院、あなたにとっていちばん近くの整骨院を目指しています。
患者さんについて
Bさん: 75歳 男性 職業 主夫
主訴:首の痛み
この痛みの原因と治療に対する希望についてBさんは次のように語りました。
若い頃からずっっと首の痛みを感じている。この痛みの原因は、頭が変形していて左の首がつっぱっていて、左側に痛みが出ているからだと思う。
そのせいで左にも回りにくい。昔、あん摩屋さんに行ったときに、「あなたはこれを揉まないと死ぬよ」と言われた。
大袈裟なようだけど、頭や首の問題なので実際にあり得ると思う。この頭の変形はもう治らないと思うけど楽になれば良いと思う。
揉んでくれたら楽になると思うのでとにかく揉んで欲しい。
都会育ちの私には、鹿児島県の離島で育ったBさんの言葉 の端々には神秘的と見える表現が多く感じられました。
施術と結果
筋膜リリース5回 (週に1回)
5回の施術で最初の痛みが2にまで小さくなっていきました。
施術メニューはこちら
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なぜよくなったのか
どの患者さんもそうですが、患者さんの苦痛の総体は、痛みの原因となる身体の中の異常と、それに対する患者さんの考え方によって出来上がります。
Bさんの痛みの場合は、上の図のように身体の中の異常として、加齢による頚椎の変形と筋膜や筋肉の異常が考えられます。
それに加えて、Bさん自身が若い頃から積み上げてきた考え方も関係しているでしょう。
身体の中の異常についてより詳しくは、加齢によって頚椎の椎間板が変性を起こし、その結果として変形が左側の椎間関節にまで及んだと考えられました。
だから左を向くと痛みが出たり動きが悪くなっていたのでしょう。この状態が続くと周囲の筋肉が緊張したり、筋膜の癒着が起きると考えられます。
肩こりの原因についてブログで説明していますので、ご参照ください。
今回の施術では、筋膜リリースを行う事で首まわりの筋膜の癒着が軽減され、筋肉の血流も改善して首の痛みが小さくなり、動きも良くなったったのだと考えられます。
そして、「揉まないと死ぬよ」という過去の治療者が言ったことを信じているBさんが納得するためには筋膜リリースなどの手技療法で「揉んでもらった」という事実が必要だったのですね。
初診時以降、Bさんの口から「揉まないと死ぬ」という言葉は聞かなくなりました。
そして、当初の苦痛は違和感程度となり、Bさんはメンテナンスとして現在も通院されています。
当院ではBさんのようなどこに行っても良くならなかった患者さんを得意としますが、
その理由は
①患者さんの身体の問題をまずはしっかりと見極めて、必要であれば医療機関を紹介することと、
②身体の問題が小さい場合には患者さんの考えをしっかりと聞き取りその意味を掘り下げて施術するためです。
特に、②の施術は知識と経験が必要なのですが、ここをしっっかりと行うことでみなさん良くなっておられます。
どこに行っても良くならないでお困りの方は是非ともご相談ください。
あなたも気付いていない痛みの意味が見つかるかもしれません。
遠方で来院できない方は、リモートカウンセリングも行なっています。痛みの経緯や痛みの具合からどのような対処法が必要かについてアドバイス致します。但し、診断行為は行えませんのでご了承下さい。ご希望の方はメールにてご予約ください。
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おわりに
大阪市の平野区、生野区、南巽界隈で、首の痛みにお困りの方はどうぞ小川鍼灸整骨院にご相談ください。
鍼・筋膜リリース・整体と同時に認知行動療法を首の痛みの施術に応用していています。
※内容につきましては、プライバシーに配慮して、話しの構造が変わらない程度に性別や年齢、職業、具体的な社会的背景などを加工しています。