はじめに
小川鍼灸整骨院のブログです。
顎(あご)の痛みでお困りの方は多いですね。歯ぎしりが原因となっていることもあります。
今回は、顎に関係する不調である顎関節症について説明します。
ブログの内容は
・顎関節症の定義
・顎関節症を満たす条件
・症状
痛み
雑音、開口障害
・治療せず放置するとどうなる?
・一般的な治療
・当院での施術
・おわりに
・参考文献
です。
また当院では、
メールで
無料相談を受け付けています。
でお困りの方は気軽にご相談ください。
小川鍼灸整骨院は大阪市の南東、平野区と生野区の境目、南巽・加美北地区、南巽駅近くにある鍼灸・整骨院です。地域で一番おすすめの整骨院、日本で一番身近な整骨院を目指しています。
顎関節症の定義
顎関節症は次のように説明されています。ちょっと漢字ばっかりの中国語みたいですけど読んでみてください。
「顎関節症とは、顎関節や咀嚼筋の疼痛、関節(雑)音、開口障害ないし顎運動異常を主要症候とする障害の総括的診断名である。その病態は咀嚼筋痛障害、顎関節痛障害、顎関節円板障害および変形性顎関節症である。」
かみ砕いて説明しましょう。
顎関節症は顎関節やその周りの筋肉の痛みと顎関節を動かすときの異常のことで、痛みの出方はいろいろあり、顎を動かす筋肉の痛みと、関節の痛み、そして関節の変形が関係しているということです。
顎関節症を満たす条件
また顎関節症と診断するための必要条件は、
①顎関節やあごを動かす筋肉などの痛み、
②関節(雑)音
③口を開けにくい、あご運動の異常を感じる、のうちの1つ以上の症状がある。
とされています。
写真の通り顎関節は下顎骨と側頭骨がつくる関節です。
この関節の間には関節円板という組織がはさまっていて、この円板がめくれ上がったりすることで顎関節のひっかかりが起こるとされています。さらに、関節の炎症や周囲の筋肉の筋膜炎が起こりそれがさらに痛みを複雑にします。
症状
症状は主に痛みと、雑音・開口障害です。
痛み
関節痛は関節の炎症による者と考えられます。
顎関節には歯ぎしりやくいしばりなどの習慣によって負担がかかります。
歯ぎしりやくいしばりはストレスとの関係も指摘されていますので、ストレスが痛みの原因と考える事もできます。
また、顎を動かす筋肉自体にも痛みが出てきて、この痛みが慢性化することがあります。
雑音、開口障害
顎関節の潤滑性が悪くなると関節の間にある関節円板がすり切れたり、めくれ上がったりします。
このことが原因で関節がスムースに動かなくなったり、関節の動きの途中でコリッと音が鳴ったりします。
治療せず放置するとどうなる?
明らかに異常が認められた顎関節症患者を対象とした研究では、
治療を行なわない患者さんの1年後を調査したところ、
その1/3は症状が消失して、
1/3は改善、
残りの1/3 は変化がないか悪化していたとされています。
専門家の間で顎関節症は基本的に、「自然に改善していくもの」と認識されているようです。
だから、患者さんの症状を軽くみる治療者も多いのでしょう。
でも、ここで問題となるのは、症状に変化がないか悪化している1/3の人たちなんですね。ここ、本当に重要ですね。
当院ではこのような患者さん方を積極的に施術しています。
当院での施術
当院では特に1年以上経っても良くならない患者さんの治療を得意としています。
顎関節症において理想的な考え方は、早く完治させるというより、上手く付き合っていくなかでだんだん痛みを小さくしていくということです。
そのためには、ストレスの対処や意識を顎に集中させないよにすることも大切になります。
当院ではまず、痛みに対してはり治療を行うことが多いです。
得に急性期の痛みが小さくなった患者さんに対しては、はり治療に加えて筋膜リリース、整体を行なうことで治療効果を高めることができます。
姿勢の歪みが顎関節症の原因になるという考え方もあります。
だから筋膜の緊張や姿勢の歪みを整える整体や筋膜リリースは顎関節症に効果を発揮することがあります。
特に1年以上続くなかなか治らない顎関節症に効果的です。
こちらのブログもご参照ください。
さらに認知行動療法的なかかわりも効果的です。
顎関節症についてしっかりと理解を深めて、むやみに顎関節症を怖がらないようにしてうまくやりこなせるようにしていくことが認知行動療法的なかかわりの目的です。
当院では、患者さんの症状に合わせて施術を選択して、なかなか治らない顎関節症の症状を改善させています。
遠方で来院できない方には、リモートカウンセリングも行なっています。痛みの経緯や痛みの具合からどのような対処法が必要かについてアドバイス致します。但し、診断行為は行えませんのでご了承下さい。ご希望の方はメールにてご予約ください。
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おわりに
大阪市の平野区、生野区・南巽周辺でどこに行っても良くならない顎関節症の痛みや身体の歪みでお悩みの方、根本的に治したいけど治らない痛みでお悩みの方は是非とも小川鍼灸整骨院にご相談下さい。
小川鍼灸整骨院は大阪市の平野区と生野区の境目にある南巽、加美北地区、地下鉄千日前線南巽駅①出口から徒歩1分のところにあります。北巽は一つ手前の駅です。北巽ではなく南巽で下車してくださいね。
はり・筋膜リリース・整体や、認知行動療法的なかかわりを用いてみなさまの痛みを施術します。
当院へは平野区、生野区以外にも、東住吉区や東成区、八尾市、東大阪市渋川町、寿町、衣摺などからも患者さんが来院されています。
参考文献
1)栗田浩:顎関節症の概念と顎関節内障の臨床病態の理解.日本顎咬合学会誌 咬み合わせの科学,35 巻 3 号 p. 229-232,2015.