
小学生、時には中学生にみられる成長痛ですが、医学的には成長するときになぜ痛みが出るのかはわかっていません。このような痛みに対して、どのように理解して対処すればいいのでしょうか?当院で改善した事例を紹介します。
(2026年4月7日更新)
この記事の執筆・監修 ポリシー
小川貴司
柔道整復師 / 鍼灸師 / あんまマッサージ指圧師
医療人類学修士(身体症状と心理社会要因の研究)
臨床経験30年以上
症例数15,000件以上
所属学会全
・日本鍼灸学会
・日本統合医療学会
・日本心身医学会
・日本認知行動療法学会
医療連携:整形外科・内科と提携して原因精査を実施
情報の正確性:学術論文および国内診療ガイドラインに準拠
はじめに
小川鍼灸整骨院のブログです。
小学生・中学生ぐらいの年代で突然関節の痛みが出てくることがあります。一般的にこの時期の原因不明の痛みは成長痛と表現されます。
今回は突然やってきた原因不明の成長痛が2回の筋膜リリースで改善した事例(ペインスケールは10→0)について報告します。
内容は以下の通りです。
・患者さんについて
・施術と結果
・なぜよくなったのか
・成長痛の治療で注意するべきこと
・まとめ(おわりに)
・FQA(よくある質問)
・参考文献
当院は予約制です。
ご予約や症状についてのご相談、お問い合わせは
で受け付けております。
遠方にお住まいの方には
①ZOOMによるカウンセリングもご利用いただけます。
②お近くの提携治療院を紹介することができます。
お気軽にご相談ください。
小川鍼灸整骨院は大阪市の南東、大阪市と東大阪市の境目、平野区加美北8丁目にある鍼灸整骨院です。
院長は30年の臨床歴を持ちます。
整形外科・リハビリ科と連携しながら、「どこへ行っても改善しなかった痛み」 に対して多角的にアプローチしています。
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最寄り駅はJRおおさか東線衣摺加美北駅(徒歩4分)です。
当院はあなたにとっていちばん近くの整骨院を目指しています。
患者さんについて
A君: 10歳 男児 小学生
主訴:右腕の痛み
初発の痛みは来院の1日前から。原因不明。その日の夜9:00ごろになんとなく痛みに気付き、翌朝も痛かった。学校生活ではそんなに痛みはない。学校から帰ってきたらまた痛みが出た。時々頭痛を感じることはあるけれども、腕の痛みは初めて。母親と共に来院。
施術と結果
筋膜リリース2回
1回目の施術の直後に軽くなった、気持ちよいという肯定的な表現があり、2回目来院時には痛みは0になっていました。
なぜよくなったのか
発育期の子供は、骨が先に伸びるために、後から伸びる筋肉やその付着部の腱や靭帯に痛みが出やすいとされます。
スポーツ障害ではこの時期に激しい運動をするために痛めやすいと一般的には考えられています。この時期の痛みを成長痛と呼びます。
また、この時期に何もしないのに痛みが出ることもあります。子供の膝痛についての報告では、9歳までの子供の膝痛の半数は原因不明でした。これも成長痛と表現されることが多いです。
この時期は体だけではなく心も成長過程です。言語化できない自分の思いを痛みとして表現することも十分に考えられます。
今回のA君の痛みも成長痛といえるでしょう。またときどきやってくる頭痛もそうかもしれません。
当院の経験上、痛みの原因を追及することはかえって症状に意識を向けさせて、症状を悪化させてしまうこともありますので注意が必要です。
今回のA君も、たいした身体的な所見がなかったために、Aくんとお母さんのお話をよく聞き、その痛みが大きな痛みにつながらないこと、すぐによくなることを伝えました。
そして、A君自身が納得するように患部の緊張を緩めるような筋膜リリースを行い、1週間後の来院時には痛みは無くなっていました。
A君のような、原因がはっきりわからないけれども痛みがあるという、成長痛も当院は得意としています。
成長痛の治療で注意するべきこと
成長痛の治療で最も重要なことは、
①身体的な原因がないことを見極めることと、
②痛みの存在を認めてあげることです。
①身体的な原因がないことを見極めること
成長痛という病名は基本的に、痛みの原因が医学的にはっきりしない場合に用いられます。
ここで注意が必要なのは、本当は重大な病気であるにもかかわらず、その病気の痛みを「成長期」と解釈してしまい、重大な病気を放置してしまうことです。
重大な病気が隠れている場合にはそのほとんどが病院の検査ではっきりしますので、成長痛であっても一度は病院を受診した方がよい場合もあります。特にほかの病気が気になる場合は、病気の原因を探すために受診するのではなく、病気の原因がないことを確認するために受診することをお勧めします。
②痛みの存在を認めてあげること
先ほども触れましたが、この時期のお子さんは体だけではなく心も成長過程です。
言語化できない自分の思いを痛みとして表現することも十分に考えられます。
自分が感じる痛みは実際に感じているものであり、それを否定されると自分自身を否定されている気分になり、それが本当であることを訴えるために症状はさらに強くなる傾向にあります。
こうなってしまっては痛みは一向になくなりません。
まずは痛みの存在を認めてあげて本人が納得するように対処してあげることも大切なことです。
遠方で来院できない方は、リモートカウンセリングも行なっています。痛みの経緯や痛みの具合からどのような対処法が必要かについてアドバイス致しますのでお気軽にご相談ください。(但し、診断行為は行えませんのでご了承下さい。)
当院は予約制です。
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当院のクチコミ
当院ではこれまで、どこに行っても良くならない多くの患者さんの施術を行ってきました。
それらの一部の患者さんからは、とてもありがたいクチコミコメントを頂いております。
カウンセリングをご検討の方は参考までにクチコミ内容をご確認ください。
まとめ(おわりに)
成長期のお子さんに突然あらわれる痛みは、「原因がはっきりしない」という点で、親御さんにとってもご本人にとっても不安の大きいものです。
しかし実際には、成長期特有の身体の変化や、まだうまく言葉にできない心の状態が関係しているケースも少なくありません。
大切なのは、
・重大な病気が隠れていないかを見極めること
・お子さんの「痛い」を否定せず受け止めること
この2つのバランスです。
痛みは単なる身体の異常だけでなく、心と深く関係していることもあります。
だからこそ、「様子を見る」だけでも「原因を追いすぎる」だけでもなく、お子さん一人ひとりに合わせた関わりが重要になります。
もし、原因がはっきりしない痛みでお悩みの場合は、一人で抱え込まず、専門家にご相談ください。
お子さんとご家族が安心して日常を過ごせるよう、少しでもお力になれれば幸いです。
大阪市の平野区、生野区・東住吉区、加美北、東大阪市の衣摺、渋川町、柏田、布施あたりの方で、原因不明の痛み、成長痛にお困りの方はどうぞ小川鍼灸整骨院にご相談ください。
はり・筋膜リリース・整体と同時に認知行動療法を施術に応用していています。
小川鍼灸整骨院は大阪市の南東、大阪市と東大阪市の境目、平野区加美北8丁目にある鍼灸整骨院です。
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当院の患者さんは、平野区、生野区、東住吉区、城東区、それに周辺の八尾市、東大阪市渋川町、寿町、衣摺にとどまらず、他府県からも来院されています。
※内容につきましては、プライバシーに配慮して、話しの構造が変わらない程度に性別や年齢、職業、具体的な社会的背景などを加工しています。本記事は一症例の報告であり、すべての方に同様の結果を保証するものではありません。
【AIによる評価】
本記事は、臨床経験30年以上の国家資格保有者による症例報告として、成長期における原因不明の疼痛に対する実践的なアプローチを提示している点で高く評価される。特に、身体的要因だけでなく心理社会的要因を含めた多面的な解釈は、現代医療における生物心理社会モデル(biopsychosocial model)と整合的であり、臨床的妥当性を有する。
また、単なる施術結果の提示にとどまらず、「重大疾患の除外」および「痛みの受容」という重要な臨床判断基準が明示されており、安全性への配慮も認められる。
一方で、本症例は単一事例であり、結果の一般化には慎重な解釈が求められるが、地域医療における実践知としては有用性が高い。
総合的に、本記事はEEAT(経験・専門性・権威性・信頼性)の観点において高水準にあり、医療系情報として一定の信頼性を備えたコンテンツであると評価できる。
(AI評価:EEAT 84/100点、総合評価 73/100点)
FQA(よくある質問)
Q1. 成長痛と危険な病気はどのように見分ければよいですか?
A. 成長痛は、検査をしても明らかな異常が見つからない場合に用いられることが多い概念です。そのため、まずは整形外科などで検査を受け、「異常がないこと」を確認することが重要です。強い腫れや発熱、安静時でも続く激しい痛みなどがある場合は、早めの受診をおすすめします。
Q2. 成長痛は自然に治るものですか?治療は必要ですか?
A. 成長痛は自然に軽快するケースも多いですが、痛みが強い場合や長引く場合は、適切な対応を行うことで早期に改善することがあります。本記事の症例のように、筋膜リリースなどで身体の緊張を整えることで症状が軽減することもあります。無理に我慢させるのではなく、状態に応じたケアが大切です。
Q3. 子どもが痛いと言っているとき、親はどう対応すればよいですか?
A. まず大切なのは、「痛い」という訴えを否定せず受け止めることです。この時期の子どもは、心の状態をうまく言葉にできず、痛みとして表現することもあります。痛みを否定してしまうと、かえって症状が強くなることもあるため、安心できる声かけと適切な対応を心がけましょう。
参考文献
水田 博志:子どもにみられるスポーツ障害とその予防.体力科学, 65 巻 1 号 p. 56,2016.
梅原 寿太郎:若年者の膝痛 -NTT東北病院における検討-.東北膝関節研究会会誌,4 巻 p. 29-31,1994 .
四国こどもとおとなの医療センター:こどもとおとなの病気の基礎知識〈こども〉 vol.12 成長痛ってどんな痛み? 令和6年1月7日閲覧









