どこで治療をしても良くならない患者さんが当院で良くなった事例を紹介します。
小川鍼灸整骨院は大阪市の平野区と生野区の境目、地下鉄千日前線南巽駅①出口徒歩1分のところにあります。😊
患者さんは65歳女性未婚、介護職員、独り暮らし。自宅で両親と同居していたが数年前に両親は他界。
肩の痛みを半年前から感じておられ、整形外科で治療を受けるけど全く良くならない状態でした。更に持病の腰痛が悪化して、脊柱管狭窄症を診断されていました。
肩と腰の治療のために数件の整形外科と整骨院を渡り歩きました。
整形外科では検査して薬が出るだけで事務的な対応。整骨院はマッサージをしてくれるけれども全く治る気がしない。
このような状況の中、自分の痛みは誰が診てくれるのだろう?と、すがる想いで当院に来院されました。
肩関節の痛みについてお話しを聞いてみると、動く範囲は正常。日常生活には問題ない。夜に起きてしまうのが嫌でその時に痛みを感じるとのこと。でも、そもそも夜はしっかりと眠れないらしいです。
腰について伺ってみると、お尻から太もも辺りに痛みを感じるが時にはその痛みが大きくなることもある。でも今は日常生活には問題ないとのこと。
体の中は大きな異常がありそうな所見も見当たりません。
更に話しを聞いていくと、
「私の体はこの先どうなっていくの?」
「私も施設にいる人たちみたいになっていくの?」
「この先、歩けなくなっていったらどうしよう?」
「いつまで今の仕事を続けられるの?」
「いつまで一人で生活できるの?」
と、彼女の心の中には現在の体の状態と絡まりあった漠然とした将来への不安がありました。不安神経症の方はこのような傾向があります。
このような状況に対して私が行う治療はまず、筋膜リリースや鍼治療で体の痛みを和らげることです。
そして、本人様が納得できるように痛みについて説明してこの痛みの先には本人様が考えるような破滅的な現実が待っていないことも説明します。
治療によって痛みが小さくなってくると、その時には信頼関係もある程度出来上がっており、私のアドバイスも患者さんに伝わりやすくなっているのでしょう。
患者さんは、私の説明に納得され、痛みの問題だけでなく、自分の不安傾向に向き合うようになっていかれます。
筋膜リリース、鍼治療から信頼関係が
出来上がって、患者さんの痛みに対する不安がなくなっていく。
この患者さんの症状の原因は明らかに体の問題だけではありません。
心の問題も関係しています。
当院では体と心の両方に配慮した当たり前の治療を真面目に行っています。
どこに行っても良くならないとお困りの方、一度当院にご相談ください‼