はじめに
小川鍼灸整骨院のブログです。
今日は腰痛で来院されました患者さんについて報告させて頂きます。筋膜リリースと整体、認知行動療法的なかかわりを通してしっかりと改善し、腰痛の不安がなくなった患者さんです。
内容につきましては、基本的な構造が変わらない程度に内容を加工しています。
小川鍼灸整骨院は大阪市の南西、平野区と生野区の境目にある加美北地区にあります鍼灸整骨院です。鍼灸・筋膜リリース・整体と同時に認知行動療法の理論を応用して治療に用いています。
最寄りの駅は地下鉄千日前線南巽駅です。1番出口から徒歩1分のところです。最近は北巽と間違えて下車される方もいらっしゃいますが、北巽ではなく南巽です。北巽から南巽までは徒歩で15分ぐらい歩きますよ。だから間違えないでくださいね。小川鍼灸整骨院は地域でおすすめの整骨院を目指しています。
執筆担当は小川です。
http://www.korikori.com/staff/
事例
40歳男性長距離運転手Rさん。
Rさんは30歳ぐらいから腰痛があり、痛みが出ると整骨院で治療をしてもらっていました。今回の痛みは家で掃除機をかけていたらズキッと痛みが出てきたとのこと。いつもの整骨院へ行ったが全く良くならなかったそうです。これまで痛い時だけ治療するというように腰痛をごまかしてきたので、今回の腰痛はしっかり治したいと考えているとRさんは話しました。
そしてインターネット検索で当院を見つけたとのことです。
問診と診立て
動き始めの痛みが強く、腰の曲げ伸ばしができない。足の痛みやしびれはありませんでした。自分の腰痛に対するイメージとしては、腰の筋肉が硬くなっているように思う。また、運動不足で同じ姿勢も続いているので姿勢も悪い。それも腰痛の原因かな?
と考えるそうです。
私の見たては次の通りでした。
施術
施術は筋膜リリースと整体、それに認知行動療法的なかかわりです。
週に2回、4週間(1ヵ月)の治療期間を設定しました。
施術料金は筋膜治療と背中しなやか整体で1回6400円です。
最初の痛みが強かったので、Rさんが受け入れられるような筋膜リリースは非常に弱い刺激で、初日は施術を行ないました。3回目ぐらいからは痛みの軽減がみられてきたので、しっかりと筋膜をはがす様に治療しました。
アプローチする筋膜は足の裏から膝の裏、骨盤から脊柱を通り、首から後頭部、そして眉毛の上にまで続いている筋膜です。
この筋肉と筋膜の間にある結合組織の癒着をはがす様に治療を行ないました。
そして整体は、これらの筋肉とそれと関係する結合組織をさらにストレッチして、普段動くことにない範囲まで脊柱と骨盤を動かすように行ないました。
そして治療の合間には、一般的な腰痛がどのようなものであるのかを説明しました。そして、一般的な腰痛とRさんの腰痛の違いについて説明しました。また、来院時に日々変化している痛みについて話し合いました。生活の状況もお伺いして、痛みと生活の関係について一緒に考えました。それに加えて、今後Rさんの腰痛がどのようになっていくのかについても話し合いました。
この話の中ではRさんが納得して理解出来るように話すことに努めました。
結果
結果は図の通りです。
痛みは初診時の痛みを10として来院時にどれぐらいの痛みになっているのかを評価したものです。
初回の治療では前や後に曲げることが楽になったと実感されています。
最初の痛みは3回目の治療前で6まで下がりました。その後一旦は8まであがったのですが、6回以降は2のレベルを保っています。
考察
Rさんの腰周りの筋肉は確かに緊張状態にありました。初診時はロボットのように動き、動作はスムースではありませんでした。この動きは、痛みが原因であることは間違いありませんが、「こう動けば痛みが出る」という緊張が動きをギクシャクさせるのです。
だから施術の後には一緒に身体を動かし、動けるんだということを理解してもらったり、どの動きでどの程度の痛みが出るのかを確認しました。この確認作業は非常に重要です。「こんなに動けるんだ」とRさん自身が理解することで、痛みに対する不安が和らぎ、動きがスムースになります。
もちろんこうなるためには、痛みによって癒着した結合組織をはがし、ストレッチをして伸張性を高めることや関節の可動域を大きくすることが前提となります。その意味で筋膜リリースと整体は効果的だったと考えられます。
Rさんは来院の理由のひとつとして、10年前から続く自分の腰痛について、これまで漠然と治療してきたと話しました。つまり、これまでの治療では治ったと思うことができなかったのです。そして、「このままでいいのか?」とか、「このまま悪くなっていくのではなか?」と思うようになってきたとのことです。
いったい治るとはどういうことなのでしょうか?
当院は「治る」ということについて次のように考えます。
まず椎間板や関節の老化が原因で痛みが出るのですが、この老化に立ち向かうことはできません。老化には勝てないのです。
ここは受け入れるしかありません。
これを踏まえて「治る」とは、
自分自身が「もう大丈夫、全く問題ない」と思えるようになることと私たちは考えています。
でも、そんなことできるのでしょうか?
できます!!
「もう大丈夫、全く問題ない」と思えるようになるためには、
・自分の腰の状態がどうなっていて、これからどうなっていくと考えられるのか?
・次に痛みがでたらどうすれば良いのか、
・だいたいどんな風に痛みがなくなっていくのか
などを自分が理解することができれば「もう大丈夫、全く問題ない」と思えます。
時にはキツい痛みを感じる事もありますが、その様な腰痛は長く続きません。
腰痛がどのようなものなのかをしっかりと理解して、腰痛を「飼い慣らす」ことができた時に、
「もう大丈夫、全く問題ない」と思えるようになるのです。
このように、私たちの施術には認知行動療法的なかかわりが随所に含まれています。このかかわりを通して腰痛を上手く飼い慣らすほどに理解して「もう大丈夫、全く問題ない」と思えるようになるためには、週に2回、4週間程度の期間は最低必要であると当院は考えています。
Rさんの治療ではそれがうまく行きましたのでブログで報告させていただきました。
施術内容と料金は以下のリンクをご参照ください。
おわりに
大阪市の平野区、生野区界隈で 腰痛や肩こり、体の歪み、どこに行っても良くならなかった痛みでお悩みの方は是非とも小川鍼灸整骨院にご相談下さい。
鍼灸・筋膜リリース・整体などでみなさまの痛みを施術します。小川鍼灸整骨院は大阪市の平野区と生野区の境目にある加美北地区、地下鉄千日前線南巽駅①出口から徒歩1分のところにあります。北巽は一つ手前の駅です。北巽ではなく南巽で下車してくださいね。