手首の骨折後のリハビリ【大阪 平野区 生野区 整骨院 リハビリ 橈骨遠位端骨折】

はじめに

 

 

小川鍼灸整骨院のブログです。今回は橈骨遠位端骨折(手首の骨折)の後の痛みが長引いていた患者さんが6回の施術で改善(ペインスケールは10→3)した患者さんについて報告します。

 

 

 

 

小川鍼灸整骨院大阪市の平野区生野区にまたがる加美北地域でおすすめの整骨院、あなたにいちばん近くの整骨院を目指しています。

 

 

事例

 

Qさん: 70歳歳 女性 職業 主婦

 

 

 

主訴:右手関節の痛みと右上肢のだるさ

 

 

6ヵ月前に転倒して手首を骨折した(橈骨遠位端骨折)。約5週間のギプス固定を行った。ギプス除去後、整形外科医からは特にリハビリの処方はなかった。

 

 

その後なかなか改善しないと診察の度に訴えると初めてリハビリが開始された。当院への来院時は骨折後半年が経過しているがまだ思うように手を動かすことができない。

 

 

一番困っているのは、握れない、おつりをもらう動作ができないこと。痛みはあまりないが手が重たいので軽くして欲しいと要望を話した。

 

 

自分の症状については、

 

 

「手関節のリハビリが遅すぎたと思う」、

 

 

「手首の出っ張りが大きくなっているのはなぜ?」

 

 

と疑問を持っており、「自分は考え込む方 」と自己分析していた。

 

 

 

 

施術と結果

 

 

 

手関節可動域訓練と筋膜リリース整体を7回行いました。

 

 

 

 

1,2回目の施術ではだるさに変化はありませんでした。この時のお話しの中で、Qさんご自身が体の症状をいろいろ感じやすい方であることがわかりました。例えば、胃や胸の締め付けられるような痛み、頻尿などです。

 

 

よって、手関節の可動域訓練だけでなく、自律神経を整える目的で全身の筋膜リリースと整体を提案したところ、希望されたので同時に行いました。

 

 

3回目の施術から上肢のだるさは徐々に軽減して6回目には3にまでだるさは改善していました。

 

 

以下ではこのQさんの改善について考察してみたいと思います。

 

 

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診立てと考察

 

 

Qさんの痛みはそれほど強くありませんでした。ただ、とにかく右腕がだるいと訴えます。関節の可動域は左と比べると悪く、関節の変形も見られます。

 

 

 

 

 

 

 

ご高齢の橈骨遠位端骨折で、手術せずギプス固定だけで治したのであれば、まずまずの回復具合であると感じました。

 

 

痛みもないと言うのです。それでも症状を感じるQさんは、右腕について、本人様も感じている通り、「考えすぎている」傾向があるようにお見受けしました。意識が右腕に向きすぎて、「重くだるい」という表現になったのかもしれません。

 

 

もう一つ注目したのは、自分がどの程度の回復なのかをQさん自身が全く理解出来ていないということです。

 

 

整形外科医はギプスを外せばリハビリなしでも時間が経てば治っていくと話したそうですが、Qさん自身はどの状態で「治った」とするのかを全く理解出来ていませんでした。

 

 

まだまだ良くなるのか?それともこれ以上良くならないのか?自分は他人と比べてどれぐらい良くなっているのか?これらに明確な答えはありませんが、少なくともQさんが現状を受け入れるためには、Qさん自身が納得できる、専門家からの十分な説明が必要だったと考えられます。

 

 

Qさんの主治医はそこが抜け落ちていたのでしょう。もちろん、多くの患者さんはリハビリなしで日常生活の中で少しずつ使えるようになっていきます。でも、Qさんに限ってはそうではありませんでした。

 

 

Qさんは、「手関節のリハビリが遅すぎたと思う」と自分の考えを話してくれましたが、この言葉の裏には、整形外科医に対する不満があると考えられました。

 

 

だからQさんに現状をご理解頂くために、今回は私がQさんの関節の状態について以下のように説明しました。

 

・手関節の可動域はこれ以上良くならないと考えられること、

 

・それでも体が上手く使えるような動きを覚えていき、そのうちこの可動域に慣れて十分に使えるようになること、

 

・他の患者さんも関節の可動域は元通りにはならないけど、上手く使えるようになっていること、

 

・できるだけ右上肢に意識を向けず、日常的に使っていくこと、

 

 

これらのことを何回も時間をかけて説明しながら施術を続ける中で症状が軽減して行きました。

 

 

また、この方法をひな形に、胸の痛みについても意識を向けないように指導しました。

 

 

Qさんにマインドフルネス瞑想を指導したところ、不眠が解消されて、胸の痛みは解消して、そして頻尿も軽減しました。

 

 

Qさんはご自分の体に非常に意識が向きやすく、不定愁訴や自律神経失調症、または不安神経症などといわれるような状態に陥りやすいようです。

 

 

ご自身の意識を上手くコントロール出来るようになることで症状が軽減した患者さんでした。

 

 

当院では患者さんに対するこのようなかかわりを「認知行動療法的なかかわり」と呼んでいます。

 

 

遠方で来院できない方は、リモートカウンセリングも行なっています。痛みの経緯や痛みの具合からどのような対処法が必要かについてアドバイス致します。但し、診断行為は行えませんのでご了承下さい。ご希望の方はメールにてご予約ください。

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費用:7000円/40分(対面・リモート共)

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現在、令和3年2月末日まで

リモートは2500円/40分、

対面は3000円/40分

となっております。

 

 

おわりに

 

 

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大阪市の平野区生野区界隈で、橈骨遠位端骨折後の痛みやリハビリのことについてお困りの方はどうぞ小川鍼灸整骨院にご相談ください。

 

 

筋膜リリース・整体と同時に認知行動療法を橈骨遠位端骨折後の痛みの施術やリハビリに応用していています。

 

 

当院は大阪市の平野区生野区の境目にある加美北地区、地下鉄(大阪メトロ)千日前線南巽駅1番出口から徒歩1分のところにある整骨院です。北巽駅ではなく南巽駅ですのでどうぞお間違えなくご来院ください。

 

 

当院の患者さんは、平野区生野区、東住吉区、城東区、それに周辺の八尾市、東大阪市渋川町、寿町、衣摺などから来院されています。

 

 

執筆担当は小川でした。

経歴、プロフィール

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当院はコロナウイルス感染に対応中です。「3つの密」に対する対策をしっかりと行っています。

 

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※内容につきましては、プライバシーに配慮して、話しの構造が変わらない程度に性別や年齢、職業、具体的な社会的背景などを加工しています。

 

 

参考文献

 

 

 

 

 

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小川 貴司(おがわ たかし)

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