はじめに
(2025年11月7日更新 執筆・監修責任:小川貴司)
小川鍼灸整骨院のブログをご覧いただきありがとうございます。
当院は、大阪市平野区加美北にある開業30年以上の鍼灸整骨院で、整形外科・リハビリ科と連携しながら、「どこへ行っても改善しなかった痛み」 に対して多角的にアプローチしています。
今回は今話題のストレートネックについてのブログです。
みなさんは整形外科を受診してレントゲンを撮ったあと、「肩こりの原因はストレートネックですね」と言われたことはありませんか?
「ストレートネックって何?」「治るの?放っておいて大丈夫?」と、不安になる方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は「ストレートネック」について詳しく解説します。
内容は以下の通りです。
・「ストレートネック」について
・「ストレートネック」は医学用語?それとも呪い?
・「ストレートネック」になるとき
・結論として理想の頚椎とは?
・まとめ(おわりに)
・参考文献
当院は予約制です。
ご予約や症状についてのご相談、お問い合わせは
で受け付けております。
遠方にお住まいの方には
①ZOOMによるカウンセリングもご利用いただけます。
②お近くの提携治療院を紹介することができます。
お気軽にご相談ください。
小川鍼灸整骨院は大阪市の南東、大阪市と東大阪市の境目、平野区加美北8丁目にある鍼灸整骨院です。
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最寄り駅はJRおおさか東線衣摺加美北駅(徒歩4分)です。地域で一番おすすめの整骨院、あなたにとっていちばん近くの整骨院を目指しています。
「ストレートネック」について
図左のように正常な頚椎は通常、軽くカーブしています。
このカーブがなくなってまっすぐな頚椎(図右)が「ストレートネック」と呼ばれる状態です。
「ストレートネック」は医学用語?それとも呪い?
「ストレートネック」という言葉は正式な医学用語ではありません。
たとえば、日本整形外科学会のホームページには、「ストレートネック」という診断名の記載はありません。
また、製薬会社の医学辞典やJ-STAGE(日本の論文検索サイト)でも「ストレートネック」という用語を用いた論文タイトルはありませんでした。
しかし多くの研究者が、
ストレートネックではなく「loss of cervical lordosis 」や「straight cervical spine」という用語を用いて、
首の痛みか肩こり症状の関係について調べています。
それらの研究をAI(Chat GPT)にまとめてもっらところ、興味深いことがわかりました。
以下はAIにまとめてもらった表です。
AIが選んだ重要論文10編のうちの8編はまっすぐな首(ストレートネック)と肩こりなどの症状が関係ないことを示しています(文献1~10)。
しかしその一方で、
整形外科の医師、カイロプラクター、鍼灸師、柔道整復師、整体師などが、自身のホームページで「ストレートネック」について詳しく説明しているケースは多数見られます。
このことは、
まっすぐな首の状態(ストレートネック)が医学的に症状と関係する可能性が非常に低いにもかかわらず、
症状に対するわかりやすい原因に仕立て上げている可能性が疑われるのです。
上記のことから私は、
「ストレートネック」は医学的に確認された疾患ではなく、
「スマホ首」などと同じように、商業的に、、あたは便宜的に使われている用語と考えます。
この商業的、便宜的に用いられる「ストレートネック」という言葉は、
自分の首や肩の痛みの原因を知りたいと真剣に考えている患者さんに突き刺さり、それがあたかも真実となり、そこから逃れられなくなります。
これはまさに、呪いと同じです。
このような、専門家によって患者に病気が与えられる現象を、「医療化」といいます。
またこの医療化が専門家によって商業化されることは、医療社会学で問題視されています(文献11)。
ストレートネックになるとき
「寝違え」などの症状で首の筋肉がこわばっている時にレントゲンを撮ると、頚椎がまっすぐに見えることがあります。
このようなケースでは「ストレートネックが原因で痛みが出た」のではなく、「痛みの結果、筋肉の緊張でストレートに見える」のだと考えます。
整形外科に勤務していた当時、私もこういったケースを数多く経験してきました。
(文献2では、筋肉の緊張と頚椎がストレートであることは関係ないという結果が出ていますが、痛みを強く訴えて首を固める患者さんを現場ではたくさん見てきました。)
重要なのは、
ストレートネックが原因で痛みが出ているのか?
それとも、痛みの結果ストレートネックになっているのか?
この見極めです。
また、もともとの体型として頚椎がまっすぐな人もいます。
つまり、「ストレートネック=悪い状態」と決めつける必要はありません。
「私の首はまっすぐだから、すごく悪い状態なんだ」と思い込むことで、かえって不安が強まり、症状が悪化するケースもあります。
これはまるで「呪い」にかかったようなものと考えられますが、
私はその“呪い”から解放されて元気になった患者さんをたくさん見てきました。
結論として理想の頚椎とは?
「では、首の骨はまっすぐじゃダメなの?」
「やっぱりカーブしている方がいいの?」と気になる方も多いでしょう。
実際、2019年に発表された論文「Correlation between cervical lordosis and cervical disc herniation in young patients with neck pain(若年層の頚椎痛における頚椎のカーブと椎間板ヘルニアの関係)」(文献12)では、以下のような報告がなされています。
「首の痛みを訴える300人を調査したところ、カーブがあるグループよりも、ストレートネックや後弯(反対に曲がっている)グループの方が椎間板ヘルニアの発生が多かった。」
つまり、カーブがあるほうが椎間板への負担が少なく、ヘルニアにもなりにくいということです。
とはいえ、「首がまっすぐ=必ず痛みの原因」とは限りません。
私の臨床経験でも、「ストレートネックと言われたことで必要以上に心配になり、首や肩の痛みを強く感じている」方を多く見かけます。
そうした方には、今回のような情報を丁寧に説明することで、「必要以上に気にすることはない」と安心され、症状が和らいでいくことがよくあります。
当院ではあなたの状態を見極めてストレートネックの呪いを解くことができますのでご相談ください。
遠方で来院できない方は、リモートカウンセリングも行なっています。痛みの経緯や痛みの具合からどのような対処法が必要かについてアドバイス致しますのでお気軽にご相談ください。(但し、診断行為は行えませんのでご了承下さい。)
当院は予約制です。
ご予約や症状についてのご相談、お問い合わせは
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遠方にお住まいの方には
①ZOOMによるカウンセリングもご利用いただけます。
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当院のクチコミ
当院ではこれまで、どこに行っても良くならない多くの患者さんの施術を行ってきました。
それらの一部の患者さんからは、とてもありがたいクチコミコメントを頂いております。
カウンセリングをご検討の方は参考までにクチコミ内容をご確認ください。
また当院では全国から寄せられたお悩みに対してYouTubeでお答えしています。
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まとめ(おわりに)
ストレートネックは、医学的に明確な病名ではなく、むしろ状態を説明するための一般的な表現です。
原因か結果かを見極めることが大切で、「首がまっすぐ=悪い」とは限りません。
大切なのは、今のご自身の体の状態を正しく理解し、必要以上に不安を抱えないことです。
不安がある方は、ぜひ一度ご相談ください。あなたの状態をしっかり評価し、適切なケアをご提案いたします。
大阪市の平野区、生野区・東住吉区、加美北、東大阪市の衣摺、渋川町、柏田、布施あたりの方で、ストレートネックにお困りの方はどうぞ小川鍼灸整骨院にご相談ください。
はり・筋膜リリース・整体と同時に認知行動療法を施術に応用していています。
小川鍼灸整骨院は大阪市の南東、大阪市と東大阪市の境目、平野区加美北8丁目にある鍼灸整骨院です。
最寄り駅はJRおおさか東線衣摺加美北駅(徒歩4分)です。地域で一番おすすめの整骨院、あなたにとっていちばん近くの整骨院を目指しています。
当院の患者さんは、平野区、生野区、東住吉区、城東区、それに周辺の八尾市、東大阪市渋川町、寿町、衣摺にとどまらず、他府県からも来院されています。
当院の治療ポリシーと信頼性の確保
施術責任者:小川貴司(国家資格:柔道整復師/鍼灸師/あんまマッサージ指圧師/修士:医療人類学専攻)
臨床経験:30年以上・延べ15,000件以上の症例を担当
所属団体:全日本鍼灸学会・日本統合医療学会・日本心身医学会 会員
医療連携:整形外科・内科と提携して原因精査を実施
情報の正確性:学術論文および国内診療ガイドラインに準拠
参考文献
要旨:小児〜成人の大規模X線データを解析し,年齢・性別による頚椎前弯の構造的差を示す。臨床的には個人差と年齢依存性が大きいことを示唆。
要旨:直線状頚椎の出現頻度を急性・慢性・健常群で比較し,「直線=筋痙攣(痛み由来)」という単純仮説を支持しない結果を報告(当時の古典的検討)。
要旨:無症候者でも頚椎の変化(straightening 含む)が一定割合で存在することを示し,画像所見と症状の単純相関は成り立たない可能性を示唆。臨床的な“正常範囲”が幅広いことを示す古典論文。
要旨:無症状100例の立位X線で頚椎配列の基準値を提示。直線化は健常者にも見られることを報告し、単純な病的指標になりにくい点を示す。
要旨:loss of cervical lordosis(straightening)が臨床所見・手術成績にどの程度意味を持つかを総覧。多数研究をレビューし「現状では対症のみでは決定的なエビデンスは乏しい」旨の結論。
要旨:頚椎曲度と頚部痛の横断研究。多くの研究と同様に、曲度の異常と痛みの単純な一致は必ずしも見られないことを示唆。
要旨:270件の頚椎ラテラル像を後ろ向き検討し,線直化(Cobb ≤10°)が線維筋痛症患者で高頻度(約83%)に観察されたと報告。直線化が疾患特徴になる可能性を示唆するが単一施設の後ろ向き研究で限界あり。
要旨:約300例解析で,ある閾値以下のlordosisが症状と関連する可能性を議論(手技療法領域での議論を活性化)。臨床的閾値に関する議論を提供。
文献9 Moustafa IM., Diab AA., Harrison DE. (頚椎アライメント正常化の介入研究/RCTなど)(Heliyon/Eur J Phys Rehabil Med 等)
要旨:頚椎前弯の“構造的回復”を目的とした保存的リハ介入のRCT的報告があり,一部で症状改善と一致したという報告があるが再現性は限定的。文献レビューでは賛否が分かれる。
要旨:大規模地域コホートでの放射線所見と症状の相関を解析。画像異常が症状と必ず一致しない点を示す地域データ。
文献11 山中浩司:テーマ別研究動向 (医療).社旗学評論,2012年 63 巻 1 号 150-165.DOI https://doi.org/10.4057/jsr.63.150.














