はじめに
小川鍼灸整骨院のブログです。
肩こりは女性が罹患する疾患の第1位、男性では第2位でした。
(平成19年の国民生活基礎調査)
肩こりは今や国民病といえます。
そしてある研究によると女性の肩こりは男性よりも精神的な要因に影響を受けているというのです。
今回は、男性と女性の肩こりの違いを示して、
当院で行われる施術が肩こりに有効であることを説明します。
内容は以下の通りです。
・精神的な要因が浮き彫りになった研究
・肩こりに対する当院の考え(30年の経験から)
・肩こりに対する身体的な施術
・肩こりに対する精神的な施術
・おわりに
・参考文献
当院は予約制です。
ご予約や症状についてのご相談、お問い合わせは
で受け付けております。
遠方にお住まいの方には
①ZOOMによるカウンセリングもご利用いただけます。
②お近くの提携治療院を紹介することができます。
お気軽にご相談ください。
小川鍼灸整骨院は大阪市の南東、平野区と生野区の境目、南巽・加美北地区、南巽駅近くにある鍼灸・整骨院です。地域で一番おすすめの整骨院、あなたにとっていちばん近くの整骨院を目指しています。
精神的要因が浮き彫りになった研究
山間部の住人を対象として行われた肩こりの調査では、
治療を有するほどの肩こりを訴える男性は全体の11%、
治療を有するほどの肩こりを訴える女性は全体の18%でした。
これらの肩こり男性では、身体機能と全体的健康観における数値が国民平均より低い傾向にありました。
また、精神的健康度と身体的健康度に関する数値は国民平均の数値と差が無かったといいます。
つまり、身体機能が低く、全体的な健康観が低いから肩こりが出ているということなんです。
一方、肩こり女性では、全体的健康観と心の健康における数値が国民平均より低い傾向にありました。また、精神的健康度に関する数値は国民平均の数値よりも低い傾向にあったといいます。
つまり、全体的健康観が低いのはもちろんのこと、心の健康・精神的健康度も低いことと肩こりが関係しているということなんです。
これらのことから、今回の研究では男性の肩こりと女性の肩こりは内容の違いがあると考えられ、女性の肩こりは精神的な要因に影響を受けている可能性があると結論付けられています。
肩こりに対する当院の考え(30年の経験から)
次に、臨床経験30年の私の視点から、肩こり症状の男女差やその特徴について説明したいと思います。
当院でも肩こりを訴えて来院される患者さんは非常に、非常に、多いです。
男性の場合は椎間板や椎間関節という頚椎の部分的な傷み(変性、つまり老化)が原因という印象が強いですね。
とはいえ、男性の中にもストレスによって痛みを感じやすくなっている方もいらっしゃいます。
女性に関してはストレスなどの精神的な要因が原因で肩こりを訴えられる割合が高いという印象が強くあります。
もちろん女性には、生理があるので内分泌系の変動が男性よりも大きいく、
また、胸郭出口症候群という疾患はなで肩などの女性に多い特有の肩こり体型が原因となり、筋力不足などが原因となることも多いのです。
しかしそれを差し引いても、精神的な要因が関係している印象があります。
女性には肩こりと同時に頭痛や不眠、顎関節(あご)の痛みを訴える傾向もあるようです。
これらの症状も何らかのストレスなどが要因になっていることが多いようです。
肩こりに対する身体的な施術
男女に関係なく、肩こりの原因は身体的な要因と精神的な要因に分かれます。
だから効果的な施術を行うためには、その両方へのアプローチが必要です。
当院では身体的な治療として筋膜リリースや整体、はり施術を行ないます。
筋膜リリースは肩こりを感じる首や肩周りの筋肉(筋膜)に対して行われる施術です。マッサージに似ていますが、筋膜を剥がすことを第一の目的としています。以下のブログも参考にしてください。
整体は、剥がした筋膜を更に引きのばし、関節可動域を広げます。以下のブログも参考にしてください。
はり施術は、患部の血流を改善させたり、脳で痛みを感じにくくさせます。
これらは専門の理論による施術ですが、受け手側である患者さんは心地よさを感じることが多いです。
肩こりに対する精神的な施術
この心地よさはリラクゼーションとなり、精神にも良い影響を与えます。
その心地よさに加えて、より積極的な精神面へのアプローチは認知行動療法的なかかわりです。
精神的な要因が関係する肩こり患者さんの中には、自分のストレスに気付いていない方も多いです。
このような患者さんにストレスに気付いて頂き、対処法を一緒に考えていくのが認知行動療法的なかかわりです。
しかし当院では、はじめからストレスありきで治療を行なうようなことを行ないません。
まずは筋膜リリースや整体、はり施術で身体に対する治療をしっかりと行ない、
身体が楽になっていく過程のなかで自分の内面への気付きが得られること多いです。
ゆっくりとそこへ向かっていくのが当院で行なう認知行動療法的なかかわりです。
上記の研究から、女性の肩こりに対しては、身体的な施術のみでなく、認知行動療法的なかかわりが有効であると考えられます。
以下のブログもご参照ください。
遠方で来院できない方は、リモートカウンセリングも行なっています。痛みの経緯や痛みの具合からどのような対処法が必要かについてアドバイス致しますのでお気軽にご相談ください。(但し、診断行為は行えませんのでご了承下さい。)
当院は予約制です。
ご予約や症状についてのご相談、お問い合わせは
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遠方にお住まいの方には
①ZOOMによるカウンセリングもご利用いただけます。
②お近くの提携治療院を紹介することができます。
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当院のクチコミ
当院ではこれまで、どこに行っても良くならない多くの患者さんの施術を行ってきました。
それらの一部の患者さんからは、とてもありがたいクチコミコメントを頂いております。
カウンセリングをご検討の方は参考までにクチコミ内容をご確認ください。
おわりに
大阪市の平野区、生野区・南巽界隈で、頑固な肩こりにお困りの方はどうぞ小川鍼灸整骨院にご相談ください。
はり・筋膜リリース・整体と同時に認知行動療法を施術に応用していています。
当院は大阪市の平野区と生野区の境目にある加美北地区、地下鉄(大阪メトロ)千日前線南巽駅1番出口から徒歩1分のところにある整骨院です。北巽駅ではなく南巽駅ですのでどうぞお間違えなくご来院ください。
当院の患者さんは、平野区、生野区、東住吉区、城東区、それに周辺の八尾市、東大阪市渋川町、寿町、衣摺にとどまらず、他府県からも来院されています。
参考文献
大谷晃司,矢吹省司:肩こりの疫学とQOLへの影響. Modern Physician 2010; 30(2) : 232-234