はじめに
小川鍼灸整骨院のブログです。
中年以降の方で、動き始めに足の裏、踵(かかと)付近に痛みを感じる方は多いと思います。それは足底腱膜炎かもしれません。
今回は、足底腱膜炎について紹介いたします。
内容は以下の通りです。
・足底腱膜炎とは
・足底腱膜炎の症状について
・治療の方法
・当院での施術
・おわりに
・参考文献
また当院では、
無料相談を受け付けています。
小川鍼灸整骨院は大阪市の南東、平野区と生野区の境目、南巽・加美北地区、南巽駅近くにある鍼灸・整骨院です。地域で一番おすすめの整骨院、あなたにとっていちばん近くの整骨院を目指しています。
足底腱膜炎とは
足底腱膜とは踵から足の指の付け根に向かって伸びるスジのことです。
足底腱膜は足の土踏まずをつくるのですが、老化やスポーツなどによる使いすぎによってこのスジが傷んできて炎症を起こすのが足底腱膜炎です。
足底腱膜炎では、写真の×印のところに痛みを感じることが多いです。
時に、踵骨のところが骨のように飛び出してくることもあります。アキレス腱の付着部炎や脂肪褥(脂肪層にダメージを負って痛みが出る)、足底腱膜の中央部に腫瘤を触れる足底線維腫症との鑑別が必要とされます。
足底腱膜炎の症状について
症状は、歩行時に感じるの足の裏の痛みです。足の裏の痛みといっても踵に近い足の裏です。
特に動き始めの痛みが強いとされます。特徴的なのは、朝の起床時や夜中のトイレで起きた時の第一歩目が痛いと多くの患者さんがおっしゃいます。
重症化すると足の裏の痛みは歩行時にも感じるようになります。スポーツ選手においては、スポーツの中盤から後半で痛みを強く感じるようになってきます。
多くの例では3ヵ月から最長3年ほどで痛みがなくなるとされています。
それがゆえに足底腱膜炎は予後良好といわれ、医師によっては何もしなくても治っていくと判断されます。だから足底腱膜炎の治療に積極的にならない医師もいます(もちろんすべての医師がそうではありません)。
治療の方法
整形外科で行われる一般的な治療方法は、消炎鎮痛剤の薬物療法です。ロキソニンやシップがその代表です。
そのほか、ステロイドと痛み止めの局所注射が行われることもありますが、効果は限定的です。基本的には痛みが軽減するまでに時間がかかるとされています。
当院での施術
当院では足底腱膜炎に対して、鍼施術や筋膜リリースと整体を行います。
鍼施術では、①患部と、②手やすね に鍼を行い、低周波を流す鍼通療法を行うことが多いです。
施術の例はこちらのブログをご参照ください。
筋膜リリースと整体は、足の痛みろ同時にふくらはぎや太もも、臀部や腰に痛みを感じる患者さんの場合に行います。
筋膜理論では、全身の筋肉は筋膜とその間に存在する結合組織でつながっており、足底腱膜もまた全身の筋膜とつながっているとされています。
足以外の痛みを同時に訴える患者さんの中には足底腱膜の炎症が原因でその他の筋膜に影響している場合がありますので、全身の筋膜を緩めて伸ばすようにします。
遠方で来院できない方は、リモートカウンセリングも行なっています。痛みの経緯や痛みの具合からどのような対処法が必要かについてアドバイス致します。但し、診断行為は行えませんのでご了承下さい。ご希望の方はメールにてご予約ください。
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おわりに
大阪市の平野区、生野区・南巽界隈で、足の痛み、足の踵の痛み、足底腱膜炎にお困りの方はどうぞ小川鍼灸整骨院にご相談ください。
はり・筋膜リリース・整体と同時に認知行動療法を施術に応用していています。
当院は大阪市の平野区と生野区の境目にある加美北地区、地下鉄(大阪メトロ)千日前線南巽駅1番出口から徒歩1分のところにある整骨院です。北巽駅ではなく南巽駅ですのでどうぞお間違えなくご来院ください。
当院の患者さんは、平野区、生野区、東住吉区、城東区、それに周辺の八尾市、東大阪市渋川町、寿町、衣摺などから来院されています。
参考文献
宇佐見則夫:足底腱膜炎.最新整形外科学大系,第23巻10章スポーツによる足関節・足部の障害・外傷.中山書店,1999p414-417,1999.
足底腱膜とは、踵骨(かかとの骨)から足指の付け根まで張っている膜のように薄く幅広い腱です。
「足底腱膜」の役割は足が地面に接地した際の衝撃を吸収する「アーチ構造」にクッション性を出す
という重要なものがあります。
この部分に過剰な緊張が加わり、足底の踵部や内側、中央部に痛みが生じる状態を足底腱膜炎といいます。
陸上競技や、近年のジョギングブームに乗って、この疾患もよく見られるようになりました。
痛みは慢性的な痛みで出てくることが多いのですが、なかには1回の外傷で足底腱膜が断裂することもあります。
原因
原因として、スポーツによる使いすぎ、長時間の立ち仕事、体重増加、偏平足、ハイアーチ、
足関節の柔軟性が低い、不適合な靴が主な原因として考えられています。
症状
好発部位は踵骨部付近、土踏まずで、症状として、起床時の歩行時痛があり、初期はこの痛みは消失します。
進行すると、歩行時痛が常に出現するようになります。
治療法
多くの例で保存療法がまず選択され、薬物療法(消炎鎮痛剤)・注射(局所麻酔)・ストレッチ・足底板があります。
急性期は局所の炎症を抑えることが重要で、休息(スポーツの休止)が必要です。
時に痛みを和らげるために、消炎鎮痛剤や注射を用います。
効果的なものに、アキレス腱や足底腱膜のストレッチがあります。
やり方は、足関節を足の甲の方にまげ、更に足の指を手指やタオルで後ろにまげる運動を行います。
また、足の形にあった靴を履くようにし、足底板を装着することも効果的です。
足底板の使用により荷重時にアーチを下から支えて足底腱膜にかかる緊張を和らげます。
また歩行時の接地面積を大きくして足底にかかる負荷を軽減します。
歩行時の痛みがあると、普段の生活も苦痛になってしまいますね。
足底腱膜炎を疑ったら、つらくなる前に専門家への受診をおすすめします。
踵の痛み ランニングによる痛み・動き出しの踵の痛みで悩んでいる方は
大阪市 平野区 加美北 1-1-11
南巽駅 から 徒歩1分
小川 鍼灸 整骨院 へご相談ください。
06-6755-6751
参考文献
宇佐見則夫:足底腱膜炎.最新整形外科学大系,第23巻.10章スポーツによる足関節・足部の障害・外傷.
中川書店,1999,p.414-417