はじめに
小川鍼灸整骨院のブログです。
自分の腰痛や首の痛みがヘルニアかどうなのか気になる人は多いでしょう。
そこで今回は、自分で出来るヘルニアの見極め方を紹介いたします。
内容は以下の通りです。
・医師はヘルニアをどうやって判断するか?
・素人でもできる検査法
・ヘルニアが疑われたら?
・当院での施術
・おわりに
・参考文献
また当院では、
無料相談を受け付けています。
小川鍼灸整骨院は大阪市の南東、平野区と生野区の境目、南巽・加美北地区、南巽駅近くにある鍼灸・整骨院です。地域で一番おすすめの整骨院、あなたにとっていちばん近くの整骨院を目指しています。
医師はヘルニアをどうやって判断するか?
医師はヘルニアを主に2つの方向から考えます。
1つは理学所見といって、異常を見つけるための、医師の手によって行なう検査(徒手検査)です。そして、もう一つはMRI検査です。
理学所見は主に神経の圧迫状態をみます。病的なヘルニアの場合、そのほとんどが神経を圧迫します。頚椎のヘルニアであれば腕に行く神経が圧迫され、腰椎のヘルニアであれば足に行く神経が圧迫されます。
頚椎のヘルニアがあれば、首の痛みとともに腕、手の痛みやしびれや脱力などの症状を感じます。また腰椎のヘルニアであれば腰痛と共に、下肢(お尻から太もも、膝下からスネ、足の甲まで)の痛みやしびれや脱力などの症状を感じます。
圧迫された神経によって痛みの出る場所や麻痺する筋肉が異なりますので、痛みの場所や麻痺している筋肉を特定できれば、何番目の椎間板がヘルニアを起こしているのか大方の予測がつくのです。
その予測が正しいかどうかをMRI検査で確認して、MRIに写ったヘルニアの画像と、患者さんを診察して得られた理学所見が合致すればヘルニアがあると初めて判断できるのです。
素人でもできる検査法
バルサルバテスト)
まず、典型的な腰のヘルニアではバルサルバテストが陽性になります。腹圧を高めるような力の入れ方が椎間板を刺激して痛みを誘発します。
仰向けになって首を持ち上げるようにしてください。そしてへそを見るようにして腹筋に力を入れると、首または腰の痛みと同時に腕や下肢へのしびれが出現すればヘルニアを疑っても良いでしょう。
ジャクソン・スパーリングテスト)
首のヘルニアの場合、天井を見るように首を伸ばしてみましょう。もちろんこの時点で痛いの腕に痛みやしびれを感じることがあります。その痛みは痛い方に首を傾けることで更に強くなるでしょう。この症状が出るとヘルニアの疑いがあります。
SLRテスト)
腰痛の場合、痛い方の足を上に上げてみましょう。その際に、踵が床から20㎝とか、30㎝ほど上がった時に腰からお尻に激痛を感じるようでしたらヘルニアの可能性は高いです。
画像は腰椎ヘルニアの患者さんです。
※その他、首につきましては両手が同時にしびれる場合か下肢にまでしびれが出る場合、足がふらつく場合にはすぐに病院を受診してください。また、膀胱直腸障害といいまして、おしっこが出にくくなったり、頻尿になったり、便秘が続いたりすることが希ですがあります。腰痛・下肢痛とともにこのような症状が出る場合にも医療機関を受診してください。
ヘルニアが疑われたら?
ご自分で上記のテストを行なってヘルニアが疑われる様でしたら、近くの中規模病院へ行きましょう。症状が強い場合にはMRI検査が必要になりますが、クリニック(診療所)にはMRIがない場合があります。
そこからMRI検査ができる中規模の病院に送られることになり、時間がかかります。早く対処したい場合にはMRI検査が可能な中規模病院の受診をお勧めします。大規模病院は紹介状が必要になります。
当院での施術
当院に来院する前にMRI検査を行なってヘルニアが診断されている場合には、その画像をお持ちください。当院では診断行為は出来ませんが、参考に施術をさせて頂きます。
当院ではじめてヘルニアが疑われた場合は提携先の医療機関でMRI検査を受けて頂くこともできます。
その後、当院で痛みに対する治療を行ないます。痛みに対する治療は、鍼施術・筋膜リリース・整体それに加えて認知行動療法的なかかわりです。
首または腰の椎間板ヘルニアは最終的に患部の炎症が治まることで痛みがなくなります。炎症が治まるまでには少なくとも1ヵ月から3ヵ月程度の時間が必要になります。
当院では鍼灸・筋膜リリース・整体などの施術によって、できるだけ日々の痛みを小さくして、できるだけ早く痛みがなくなるように努力します。
また、どの治療にも組み込まれる当院の認知行動療法的なかかわりは、患者さん自身が感じる痛みを小さくします。
なぜ認知行動療法的なかかわりが痛みをちいさくするのでしょうか?それは、ヘルニアの患者さんは、一般的な腰痛患者さんとくらべて、痛みに対する恐怖心が強い傾向にあり、そのことが痛みを大きき感じさせているからです。
ヘルニアの痛みに対する自分の心の動きを理解することは、痛みを小さくするために非常に重要なことなのですね。
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遠方で来院できない方は、リモートカウンセリングも行なっています。痛みの経緯や痛みの具合からどのような対処法が必要かについてアドバイス致します。但し、診断行為は行えませんのでご了承下さい。ご希望の方はメールにてご予約ください。
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おわりに
大阪市の平野区、生野区南巽界隈でヘルニアの痛みでお悩みの方は是非とも小川鍼灸整骨院にご相談下さい。
当院は大阪市の平野区と生野区の境目、地下鉄千日前線南巽駅①出口から徒歩1分のところにあります。筋膜リリース・整体・はり施術・認知行動療法的なかかわりを通して、ヘルニアの痛みを治療する鍼灸整骨院です。
当院の患者さんは、平野区、生野区、東住吉区、城東区、それに周辺の八尾市、東大阪市渋川町、寿町、衣摺などから来院されています。
参考文献
平山和哉 他):腰椎椎間板ヘルニア患者の恐怖回避思考と ADL・理学所見との関連.東北理学療法学,第29号:91 - 96,2017.