働く人の腰痛について【平野区 生野区 南巽 整骨院 ぎっくり腰 認知行動療法】

働く人の腰痛

腰痛は単に身体の問題ではありません。「週に60時間以上の勤務でぎっくり腰になりやすい」とか、「仕事に不満がある」人が腰痛になりやすいという報告もあります。職場環境やストレスが腰痛に関係していますが、腰痛が治りにくい理由の一つはこの問題を改善できないからでしょう。

 

はじめに

 

小川鍼灸整骨院のブログです。

 

今回は、働く人の腰痛について解説致します。

今回は、腰痛治療にとても大事なことをお伝えします。

 

どこに行っても良くならなかった腰痛の方は多いと思いますが、

 

このブログを読んで、ご自身の腰痛やこれまでの治療を振り返ってみてはいかがでしょうか?

 

内容は以下の通りです。

 

腰痛について

腰痛になりやすい仕事は?

腰痛になりやすい職場は?

・不安が腰痛と関係する?

・安静がかえって悪い?

・当院での施術

・おわりに

・参考文献

 

です。

 

また当院では、

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無料相談を受け付けています。

 

でお困りの方は気軽にご相談ください。

 

小川鍼灸整骨院大阪市の南東、平野区生野区の境目、南巽・加美北地区、南巽駅近くにある鍼灸整骨院です。地域で一番おすすめの整骨院、日本で一番身近な整骨院を目指しています。体操教室も行っています。

 

腰痛について

 

腰痛は椎間板や椎間関節、筋肉に分布している神経が刺激を受けて起ります。だから、仕事などで腰への負担が続くと、椎間板や椎間関節への負担が大きくなり、神経が刺激を受けて痛みを感じます。

 

 

それに加えて、20歳以降私たちのからだの細胞数は少しずつ減っていきます。

 

 

つまり老化が起るのですが、それによって椎間板や椎間関節は変形して更に腰痛を感じます。

 

腰痛になりやすい仕事は?

 

腰痛は、以下のような作業で起きやすくなることが、働く人を対象にした研究からわかっています。

ぎっくり腰が起こりやすい作業は、

 

・持ち上げ動作

・前屈み動作が頻繁

・25㎏以上の持ち上げ動作

 

だそうです。

 

また慢性的な腰痛は、

 

・20㎏以上の重量物取り扱い

・介護作業に従事(持ち上げ/前屈み/ひねり動作)

 

に起りやすいそうです。

 

 

介護職員さんや看護師さんは腰痛が多いですね。その他、前屈みの仕事が続く美容師さんも腰痛が多い印象です。もちろん、建築作業員さんや解体業者さん、最近では配送業者さんも多いように思います。

 

しかし、腰痛が起りやすい要因はこれだけではないのです。

 

腰痛になりやすい職場は?

 

職場環境も腰痛と関係しています。ぎっくり腰など新しく発生する腰痛と慢性化する腰痛に分けて報告されていますが、

 

新しく発生する腰痛は、もちろん、週に60時間以上の勤務時間が身体に影響するとのことですが、それに加えて人間関係のストレスも関係するそうです。

 

そして、慢性的な腰痛の要因ですが、これも以下の表の通りストレスと多く関係しています。腰痛は単純にからだけの問題ではなく、ストレスや職場環境とも関係していることがよくわかりますね。

 

私が腰痛患者さんの治療を行う中では仕事に感じる不満感や人間関係にストレスを感じる方に本当によく出会います。

 

その中でも印象的なのは、「家族が腰痛で支障を来した既往」という要因です。つまり、家族の方が腰痛でそれを見ている方が、「自分もそうなるのでは?」と不安を感じることです。

 

 

不安が腰痛と関係する?

 

破局的思考の腰痛患者さんのイメージ

極端に悪くなることを考える破局的思考の傾向にある患者さんは治りにくい腰痛をもっていることが多いです。スマホで腰痛の情報収集を集めては不安に陥るパターンもよくみられます。

 

腰痛が不安と関係することは「恐怖回避思考」としてよく知られています。

 

過去にぎっくり腰を経験した人は「またあの痛みがやってくるのか」と考えて、痛みが大きくなる前に無理をしないでおこう、または早いうちに治療をしておこうとします。

 

このことは悪いことではありません。しかし、痛みを先取りしてしまうことになります。

 

痛みび早く反応することになるので、痛みに敏感になるとも言えます。

 

また、破局的思考といいまして、「この痛みを放置しておくとまたあの痛みがやってくる」と過去の痛みと現在の痛みを直結させて考えてしまう傾向も腰痛には特徴的です。

 

みなさんはいかがでしょうか?

 

安静がかえって悪い?

 

腰痛で診療所を受診した時には安静を指導されることがありますが、今は安静はあまり必要ないとされています。

 

例えば、安静を指導された患者さんのグループは、できるだけ動くように指導されたグループよりもその後のぎっくり腰の発生率が3倍高かったというデータもあるとのことです。

 

 

安静にしてしまうと、「安静にしたから良くなった」というイメージができあがってしまい、次に痛みが出た時には「安静にしないといけない」となってしまいます。

 

この思考は恐怖回避思考や破局的思考と同じく、痛みに過敏になってしまいます。できるだけ動いて、「思ったより動けるんだ」となる方が良いですね。

 

しかし、ストレスによって心が疲れてしまったり、うつっぽくなることもありますね。そんな時には、心を休めるという意味で安静は必要になるかもしれません。

 

当院での施術

 

これまで説明した通り、腰痛は単にからだの問題だけではなく、仕事環境やストレスなどと多く関係していることがわかります。

 

しかし、治療家も含めて多くの方がそのことに気付いていません。

 

いや、気付いているかもしれませんがこれらのどのように対処すればいいのか全くわからないというのが現状でしょう。

 

身体だけを治療するだけではダメな理由はここにあります。

 

職場の人間関係や患者さんご自身の腰痛に対する考え方、ストレスを感じやすい環境も改善させる必要があるのです。

 

小川鍼灸整骨院では腰痛でお困りの患者さんに対しては、まず身体の治療をしっかりと行います。

 

 

そして治療を進めるなかで患者さんの考え方や職場環境についての話になったときには、一緒にストレスや環境についても考え直しましょう。

 

 

このような、治療を目的とした何気ない会話を私は認知行動療法的かかわりと呼んでいます。

 

どこに行っても良くならなかった多くの患者さんの症状は当院が得意とする認知行動療法的なかかわりを通して改善しています。

 

基本的には肩こりや変形性関節症の痛みなども同じようなことと考えております。

 

腰痛やその他の痛みでお困りの方は是非ともご相談ください。

 

遠方で来院できない方は、リモートカウンセリングも行なっています。痛みの経緯や痛みの具合からどのような対処法が必要かについてアドバイス致します。但し、診断行為は行えませんのでご了承下さい。ご希望の方はメールにてご予約ください。

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おわりに

 

 

大阪市の平野区生野区南巽界隈で、腰痛や坐骨神経痛でお悩みの方は是非とも当院にご相談下さい。筋膜リリースやはり治療、整体、そして認知行動療法的なかかわりを通して患者さんをしっかり治療させて頂きます。

 

当院は大阪市の平野区生野区の境目にある南巽加美北地区、地下鉄(大阪メトロ)千日前線南巽駅1番出口から徒歩1分のところにある整骨院す。北巽駅ではなく南巽駅ですのでどうぞお間違えなくご来院ください。

 

当院の患者さんは、平野区生野区、東住吉区、城東区、それに周辺の八尾市、東大阪市渋川町、寿町、衣摺などから来院されています。

 

参考文献

 

松平 浩:日本人勤労者を対象とした腰痛疫学研究.日職災医誌,63:329─336,2015.

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小川 貴司(おがわ たかし)

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